天童木工
Vintage Book Chair
読書をしていると感じる椅子のストレス。
読書中に集中していてもどこかが痛くて体を動かしたり、読み終わった後に身体が疲れてガチガチになっている事もしばしば。デスクチェアなどの多くの機能を有した便利なものもありますが、仕事感が出たり、インテリアとして合わせにくいといった難点があります。
そういった様々な機能を持たずとも椅子として長時間の着座にも応えてくれる一脚が存在します。
機能を設けずとも高い快適性

1940年に山形県の天童市で創業した家具メーカー" 天童木工 / Tendo "。
成型合板を日本でいち早く実現化し、卓越した技術と丹下健三、剣持勇、柳宗理といった日本を代表する建築家やデザイナーを起用する事によって様々な名作を世に輩出。
家庭だけに留まらず皇室や国の機関にまで家具を納めてきており、多数のデザイン賞も受賞してきた日本を代表するブランドです。

そんな同社から販売されている" S-0507 ブックチェア "。
デザインを手掛けた" 水之江忠臣 "の代表作でもあり、元々は1954年に神奈川県立図書館の閲覧用として誕生。発売後も軽量かつ高い耐久性、快適な座り心地が評価され、1964年にはグッドデザイン賞、2020年にはグッドデザイン・ロングライフ賞を獲得しています。

誕生から70年以上経った現在でも販売され続ける人気アイテム。
現行では背座がナラ(オーク)材の物にビーチ材フレームを挟んだ仕様ですが、今回入荷したのは販売当初から1980年末まで販売されていた天然のチーク材を使用した仕様。現在では伐採が厳しく制限されている希少な木材。計画的に栽培されている物は黄色味を帯びた粗めの杢目なのに対し、天然のチーク材は過酷な環境で育つため、詰まった杢目と赤みを帯びた色合いが魅力。温かみと上品さを持ち合わせてます。

そんなチーク材を使用した背座は積層合板によって滑らかな曲線を演出。
背もたれはアールによって背中をしっかりと受け止め、高いフィット感によって体重を分散して疲れにくい仕上がり。座面はお尻の着座部分にアールが加えられることによって背もたれと同じく高いフィット感によって体重を分散し、長時間座ってもお尻が痛くなりにくい様になっています。太ももが乗る部分は下方向にアールを加える事で太もも裏に座面端が食い込むのを防ぎます。
それらによって生まれる快適性は長時間の着座でもストレスを感じさせない座り心地となり、名前の通り読書は勿論、お食事などでも気軽にご利用いただける一脚となっています。

読書という長時間の着座を想定した事によって誕生したアイテム。
そうして誕生した椅子はデスクチェアの様に機能は持たなくとも快適な座り心地を生み出し、シンプルで美しいデザインによって幅広いインテリアにも合わせられる一脚に。70年以上経った現在でも揺るがない高い人気は是非座って実感して頂きたいです。











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