Tendo
1960's ~ vintage Butterfly stool Rose wood
本日は、我が国が世界に誇る " Tendo / 天童木工 " の曲げ木の技術が活かされた " 柳宗理 / Sori Yanagi " デザインの名作 『 バタフライスツール 』 のご紹介です♪
グッドデザイン賞・MoMA永久所蔵作品として名高い世界的名作スツール
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柳宗理と言えば、この作品を思い浮かべる方も多い筈。
1954年に柳宗理によってデザインされたこのスツールは、日本のデザイナーが世界的な評価を得た記念的な作品であり、1957年の第11回ミラノ・トリエンナーレにて金賞を受賞。1966年にはお馴染みのグッドデザイン賞を受賞。そして、現在ではパリの " ルーブル美術館 / Musée du Louvre " や " ニューヨークの近代美術館 / The Museum of Modern Art( MoMA ) " 等、世界各地の美術館にパーマネントコレクションとして選定されています。
戦後、" チャールズ & レイ・イームズ夫妻 / Charles & Ray Eames " の元を訪ねた彼は、同じく成形合板で作られた代表作「 レッグスプリント( 副木 )」に出合いヒントを得ます。
そして、2枚の成形合板を組合せたシンプルな構造は、恰も蝶が飛んでいる様なシンメトリーデザインでこのスツールの名前の由来にもなっています。
1956年の発売以来、優れたプロダクトデザインは何時の時代にも歳月を超え今尚生き続けています… それは使い手に受け入れられる様々な条件が満たされており、このスツールには、それが十分に備わっているという事になります。
日本の伝統工芸と西洋のモダニズムを絶妙に融合させたデザインは、和・洋問わず、幅広いインテリアテイストにもよく馴染みます。
プライウッドには古来から貴重とされてきた世界三大銘木としても名高いローズウッドが用いられており、独特な杢目がエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。
愛らしい見目と精巧な合板技術が、ソファやテーブルサイドの補助的な活躍や玄関先や縁側での時間を一層充実させ、「 座る 」という機能だけでなく、オブジェ的要素によって空間に高揚と変化を齎してくれます。
当店でもこれまで何度か現行の『 バタフライスツール 』は取り扱いして参りましたが、今回入荷したものは家具マニアの間でも高値で取引される60年代以降に製造された初期のビンテージ品。
現在のものよりプライウッドも6.5~7.0mmと若干薄く、左右内側には手書きの番号「 10 」が刻まれています。また、貫の金具もロートブラス( 真鍮製 )で、自然が生み出した左右対称の杢目模様が大変美しい仕様です。
現行品製品とはまた違った当時のディティールが満載... 普段お使いは勿論、コレクターズアイテムとしてもお薦めです!
巨匠の愛した逸品と過ごす憩いの一時を是非お楽しみ下さい。