天童木工
カブトチェア
ビンテージ家具を買うとは、時間を買うという事。なんて言葉をどこかで聞いた事があります。
確かに、新品の家具では絶対に味わえない特別な何かがあるように思います。
でも、新品の綺麗さもすてがたい、、、。うーん。悩ましい。。。。
本日ご紹介する天童木工のビンテージアイテムは、そのどちらの良さも持ち合わせた特別な一脚。
ジャパニーズモダンの名作、カブトチェアのご紹介です。
名作「兜」
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終戦後に手持ち材料を使って家具を作り始め、現代では日本を代表する家具メーカーとなった“天童木工 / TENDO ”。
その始まりは、軍需品を作るために集められた組合だったんだとか。
世に数多くの名作家具が出た戦後。
当時、世界で確立され始めていた成形合板の技術をいち早く取り入れた“天童木工 / TENDO ”は、その高い技術力を要する曲木技術を用いた数多くの名作プロダクトを輩出しました。
そして、その数多くの名作プロダクトの背景には、当時の日本を代表するデザイナーや世界的な建築家たちの存在します。
このカブトチェアもその一つ。
デザインを手掛けたのは日本を代表するインダストリアルデザイナーのひとり、剣持勇。
第二次世界大戦後に渡辺力・柳宗理・長大作・水之江忠臣らと共にジャパニーズ・モダンと呼ばれるデザインの礎を創ったといわれる名デザイナーです。
天童木工といえば、剣持勇デザイン。剣持勇デザインといえば、天童木工。と言っても過言ではないくらい、数多くの名作を共に造り上げています。
その名の通り、日本の兜をモチーフにデザインされた緩やかに大きなカーブを描くシートが特徴の一脚。
成形合板によって作られた美しいシートフォルム。
うーん。どの角度から見ても美しい。
背もたれだけではなく座面の両端からも立ち上がるように成形は、まるでラウンジチェアのような見た目をしていますね。
見るからに座り心地良さそうです。
どれどれ、座ってみますか。
おお!これはいい!
この独特な造形から生み出される圧倒的な安心感!
コンパクトでありながらここまで心地よいなんて、、、。素敵。
それにしても、これ本当にビンテージ??シートきれいすぎない??っとお思いの方。
コチラ、ウレタンクッションを交換した後に、オリジナルと同様のPVCレザーで張替えているんですよ!
どおりで、新品の様な掛け心地。
フレーム自体はビンテージという事もあり、経年なりの錆びや傷はありますが、そのダメージのおかげで風格が増しているように感じます。
ビンテージの雰囲気を楽しみながら新品同様の上質な座り心地を堪能出来ちゃいますね!
さて、“天童木工 / TENDO ”のビンテージカブトチェアはいかがだったでしょうか?
洗練されたデザイン。新品同様の上質な掛け心地。ビンテージならではの風合い。どこをとっても素敵ですよね。
日本独特の美意識を感じられる超名作チェアのカブトチェア。
この機会に是非!