Tendo
Kabuto chair
3次元カーブの成形合板の実現に果敢にチャレンジし、その技術をいち早く日本で実用化させ練磨し続けてきた天童木工が作り上げたカブトチェア
曲線が織りなす天童木工の持つ美しさは、当時の日本を代表するデザイナーや世界的な建築家たちの存在がその背景にはいます。
カブトチェアは1961年に発表され、その複雑な曲面や造形的なフォルムが賞賛される今尚人気の高い一脚です。
ジャパニーズモダンの侘び寂び
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日本を代表するデザイナー「剣持勇」によるデザイン
剣持勇の代表作は1964年にMoMA(ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクションに選定された事でも知られています。
天童木工では数多くの剣持勇デザインの家具を製作しています。
日本独自のモダンデザインを目指すべくジャパニーズモダンを提唱した剣持勇
カブトチェアのように薄くても強度を保てる成形合板は複雑な曲面やフォルムを可能にします。
現代でもモダンな印象を与える美しさは1961年に完成されました。
当時あらゆるデザイナーと共に積み上げた技術の賜物が現代でも感動を生み出しています。
美しさと洗練されたディテールはインスピレーションを与え、一脚あるだけでも空間演出が成されます。
名前の通り兜をモチーフにしたチェアであり、日本らしさが垣間見られる一方でミッドセンチュリーモダンデザイン特有の魅力を持ちます。
至ってシンプルなデザインは慎ましい趣を感じます。
今回はPVCレザーを張り替えていますが、ベース部分はそのまま。時間の経過を楽しめたらと思います。
正に侘び寂びを体現した一脚です。
座り心地は愛された時間が物語っています。
美しいだけでなく背中を包み込むように支える設計。
ひじ掛けとしても機能する背もたれに体重を預けることもできます。
また、ほど良いしなりが腰回りをサポート。快適な座り心地です。
60年以上愛されるカブトチェア
高度な技術を持つ天童木工ですが、彼らの成型合板への技術開拓、デザイナーや建築家たちと共に作り上げたクリエイティビティ。
美しさへの追求が創り出した一脚です。
日本らしさを感じ、ミッドセンチュリーモダンをも感じる一脚です。