Danish vintage
Sewing Table
小さいながらもチーク材の美しさ、そして北欧家具の洗練された佇まいを色濃く感じさせる確かな存在感。
こんなに小さいのに北欧家具のぬくもりと、研ぎ澄まされたデザインを併せ持つちょっと生意気だけどとても可愛らしい子(笑)
今日はそんな北欧の小さな家具のお話です^^
北欧の夜長に紡ぐ物語
デンマークに住んでいた知人の話では秋から冬にかけて急激に日照時間が短くなり、多くの時間をお家の中で過ごすそう。
特に冬の間は15時をすぎきると空はだんだんと暗くなり始め、街中のアパートの部屋にも明かりが灯り、16時には真っ暗。
なんてことが当たり前らしいです^^;
そんな経緯もあり、北欧のことばで『ヒュッゲ』(ほっとくつろげる心地よい時間、またはそんな時間を作り出すこと)を大切にし、家具のデザインもシンプルでいて飽きがこない、それでいて素材の良さを引き立てる洗練されたデザインが好まれ、昔から多く造られてきました。
更に昔はそんな夜長に多くの女性は、キルトや刺繍、編み物といった針仕事を行っていたらしいのですが、その際に活躍するのが『ソーイングテーブル』。
まさに北欧の文化や気候から生まれた家具とも言えますね。
きっと当時北欧諸国の女性たちは冬の夜長に糸を縫いお気に入りのテキスタイルに心を躍らせていたのではないでしょうか。
チークの綺麗な杢目が楽しめる天板は作業台として。
抽斗部分は細かく仕分けされているので裁縫道具を上手に仕舞うのに大変便利です。
そして一番下部分には布や毛糸などを収納しておく籠が。
北欧の様々な色がちりばめられたファブリックや温かみ溢れる毛糸などを入れたら開けた瞬間に幸せが広がりそうですね。
本格的にやる人にはやや狭く感じるかもしれませんが、天板を作業台にして、自分だけの小さなアトリエを作る事も出来ますよ。
勿論裁縫だけではなく、ステーショナリーや工具、アクセサリ等様々な収納にも使えるので大変便利です^^
デザイン的にもソーイングテーブルには見えないので、ちょっとしたサイドテーブルやお部屋のインテリアのアクセントとしても活躍してくれそう。
気持ちを繕う、時間を繕う、人と人を繕う、色々なことが縫い合わさって、あらゆるカタチが想像されていく・・・
そんな幾度となく北欧の夜長で物語を紡いできたと思われる北欧ビンテージのソーイングテーブル。
是非、北欧の暮らしに想いを馳せながら秋冬の夜長を過ごしてみてはいかがでしょうか^^