Shiro Kuramata
Writing desk
本日は、60年代初期から90年代にかけて世界で活躍し、国際的評価を受けた日本を代表するデザイナー" 倉俣史朗 / Shiro Kuramata "による希少作品『 ライティングデスク 』のご紹介♪
伝説的デザイナーによる希少フルオーダー作品!
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倉俣史朗は1934年東京生まれ、バウハウス思想を継承した日本で最初のデザイン教育機関「桑沢デザイン研究所」でリビングデザインを学び、60年代後半からは当時の最新科学技術に可能性を見出した世界的なデザイナーです。
1965年にはクラマタデザイン事務所を設立。前衛芸術家の高松次郎や横尾忠則らともコラボレーションをしています。1981年にはエットレ・ソットサスの誘いで多国籍からなるデザイナー集団「メンフィス」に参加しています。
建築素材であるエキスパンド・メタルを輪郭とした「How High the Moon 」、アクリル樹脂にバラの造花が埋め込まれた「 Miss Blanche 」等、インテリア史に残る名作椅子を生み出しました。比較的手の届く価格帯の物ではインプションでも度々入荷しているデザイン照明「K-Series(通称:オバQ)」が有名です。
こちらは、つくばセンタービル内にあった筑波第一ホテル(1983年開業)の為にデザインされ、一般販売されていないフルオーダーのライティングデスク。つくばセンタービルは日本のポストモダンデザインを牽引した磯崎新氏により設計され、筑波第一ホテルは倉俣氏が家具やインテリアを担当しました。
筑波第一ホテルは惜しまれつつ2001年に廃業しましたが、その後も倉俣デザインは多くのインテリアファンの記憶に刻まれ、その人気の高さ故、今日まで様々な展覧会が開催されました。 近年では2020年12月1日~2021年1月4日まで公開されていた「Shiro Kuramata Cahier~倉俣史朗が愛した覚えがき」に筑波第一ホテルのインテリアが展示される等、その歴史的価値を物語っております。
同ホテルのシングルルーム等に設置されていたこちらのデスクは、ホワイトメラミン板とナチュラル色のオーク材フレームによるツートンカラー。直線を基調としたシンプルなフォルムにより、エッジを効かせた色彩構成とカラーコントラスト、素材そのものの美しさを強調させています。
メラミン天板は傷や水分に強く高い耐久性を持ち、ホワイト色が清潔感を感じさせてくれます。メラミン表面のプレーンな表情に対し、オークは森の木々の中でも最も進化した組織構造を持つ為、生き生きとした木目が特徴で、心地良い自然の風合いが周りの木製家具や空間との調和を容易にしてくれます。
天板高は70cmで抽斗下から床面までは58cmと日本人の体格に合う設計。国産の木製椅子や北欧デザイン等、シンプルなフォルムの椅子が、丁度良いサイズバランスかと思います。
世界の主要な美術館より「20世紀の日本で、最も重要なデザイナー」と紹介され、フランス文化省芸術文化勲章を受章する等、国際的評価も高い倉俣史朗。これまでの欧米のデザインは勿論、日本の伝統ともことなる独特な世界観は世界に衝撃を与え、「クラマタ・ショック」という言葉が生まれた程でした。
1991年急性心不全のため56歳の若さで死去し今日まで、年々同氏のデザインの価値が上がっています。中でも今回は非常に希少価値の高いプロダクト。現存数が限られており、滅多にお目にかかれないアイテムになりますので、是非この機会お見逃しなく!ご注文はお早めに♪