軽井沢彫 着物箪笥

軽井沢といえば行きたい避暑地日本一位の観光名所。
外国人向けの避暑地としても開発され、異国情緒を感じられる建物が点在しています。
軽井沢の和洋が融合した文化と共に軽井沢彫は生まれました。
そして軽井沢彫は外国人の生活様式を考え、好みを反映させて作られた一つの新しいスタイルでもあります。
今回は軽井沢彫 着物箪笥をご紹介。

美を追求した繊細なデザイン

長野県軽井沢町の伝統工芸 " 軽井沢彫 " 。

木彫り細工の装飾が当時の欧米人に好まれ、日本で最も華麗な木彫細工の１つを作っていた日光の木彫り職人が軽井沢を訪れ欧米人の別荘の為に製作した家具が軽井沢彫の始まり。
当時からのきめ細かで流麗な美しさが伝統工芸として受け継がれています。
芸術品のような趣を感じさせます。

軽井沢彫は段々と日本を象徴する花であるさくら柄が好んで使われていきました。
桜柄の持つ繊細な風合いが一面に広がっています。
さくら模様の周りに細かな点を打って立体感を出す「星打ち」は圧巻です。

彫刻師により柄が作られ、木地師により家具が製作されます。
上段七杯の着物箪笥に下段三杯の衣装箪笥の大収納を備えた箪笥。
熟練の木地師が一つ一つの工程を丁寧に製作。
美観と共に内装のディテールまでしっかりと拘った一生物の家具です。

上段は着物箪笥だけでなく最上段の棚板、下部抽斗二杯を備えています。

和装小物収納などに使えるよう工夫がなされています。

下段の衣装箪笥は着物だけでなく通常の衣類にも勿論お使い頂けます。

衣装収納としての十分な収納量と機能性を持っています。

一つずつ熟練した職人の手で彫られた柄は世界でたった一つしかない作品と言えます。
西洋の感性が融合した歴史ある軽井沢彫。
これまでに沢山の人々をその迫力と美麗に満ちた姿で感動させてきました。