DWARF MEISTER MS3 2P SOFA

最寄りの駅に七夕の吹き流しが飾られるようになってしばらく経ちましたが、7月に入る前に今年の夏成分を全て摂取してしまったような気分でいます。 湿度温度と共に高い「夏の暑さ」。身体が慣れる前に一気に襲われると老若男女問わず参ってしまいます。 このブログをご覧の皆様も、どうかご無理のないようにお過ごしくださいませ。 今回のご紹介は見た目に涼しいのもさることながら、どこか目が離せない魅力のあるソファ。 お付き合い頂ければ幸甚でございます。

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>>この商品の詳細を確認する 今回のご紹介は、ドワーフのソファ。 ドワーフは、日本における家具のメッカである中目黒に拠点を構えた名店 マイスターの系譜を受け継ぐブランド。 イームズ夫妻やジョージ・ネルソン、イサムノグチといったミッドセンチュリーモダンの名品をいち早く日本で紹介したマイスター。惜しまれつつも2015年に閉店となってしまいましたが、その "マイスター MEISTER"の精神を受け継ぎ現在も作り続けられるアイテムが今回のソファです。 ドワーフで展開するマイスターシリーズのソファは3種類。 ジョージ・ネルソンのモジュラーシーティングを想起させる、横繋がりなボタンが可愛らしいMS1。 プライウッドとブラックカラーのスチールロッドの組み合わせがどこか建築的でアイコニックなMS2。 そして今回のMS3となります。 ディティールとしては最も控えめに見えるMS3。先述の2シリーズのように目に付くデザインは無いように見えますが、どこか普通のソファとは思わせてくれません。 ソファとしては完成しながらも、どこか良い意味で違和感のある佇まい。一体どこがそう思わせてくれるのでしょうか。 まずはその優秀なサイズ感。MS3はフレームの規格に合わせたソファシート（背もたれあり）、スツール（背もたれなし）、テーブルとオーダー時に組み合わせる事が出来るのですが、それを実現させる整った規格が子小気味よいバランスを感じさせてくれます。 シート幅は1人に付き60センチ。今回は２シーターなので120センチジャストです。背もたれまでの奥行も57センチとたっぷりで、シートの上でもあぐらをかける居心地の良さを見た目に感じさせてくれます。 そしてフレームワーク。基本的にソファの場合脚部は四つ角に付く事が多いのですが、今回はそれよりも内向きに付けられています。 それによって、立ち上がった視点から眺めるとフレームの大部分がシートによって見えなくなる現象が起こります。 たっぷりとしたシートの見た目とは裏腹に、それを支えるフレームが見えないことで無意識に美しさに繋がる緊張感を生み出しているのですね。 高さも72センチと抑えられているので視界にシートが収まりやすく、その効果を後押ししています。 横向きに見ても、シートはフラットですが奥に向けて厚みが増しているのが分かります。 ラウンジチェアのように深い傾斜が座面にあると、懐が深い反面起き上がりにくいような印象を受ける事がありますが、MS3は傾斜がついている様に「感じさせる」事で、実際のアクセスの良さと視線を引き込むような懐の深さを両立しています。 人気があるのも頷ける、デザインの力が効いた1台です。 座面クッションにはウレタンフォームに加えSバネが採用されており、シートの中央に向けて程良くふかふかな座り心地、ですがゴロンと横になっても固すぎる事のない絶妙なバランスです。 主にリビングで使われる事の多いソファですが、端正なプロポーションでまとめられたこのソファであればだらしない生活感の少ない、クリーンなお部屋に近づく事が出来そうです。 爽やかなグレージュのファブリックに、フレームは気持ちの良いホワイト。淡いブルーを感じさせるグライズとこだわりの感じられる取り合わせ。 バリエーションが豊かな反面同じものの仕様の入荷は難しくなっておりますので、気になる方はどうぞお早目にご検討下さいませ。