三谷龍二
長角盆
1952年、福井県に生まれた木工デザイナーの三谷龍二氏。
木工の職業訓練校を経た後、1981年に長野県松本市に開設した工房”PERSONA STUDIO”にて、陶磁器のように普段使い出来る食器を製作し、家具中心だった木工に新たな分野を開きました。
また漆では主流な黒や朱色に加え、大正時代には既に開発されていながらもあまり注目を浴びてこなかった白漆を使用する事で、現代の暮らしに合う 漆器を生み出しました。
なんにでも合う和のお盆

2011年には松本市内に自身の作品をはじめとする工芸品を扱う生活工芸ショップ「10cm」オープン。
木工の仕事以外にも日本のクラフトフェアの先駆けである「クラフトフェアまつもと」の立ち上げから運営に参加。その他にも「瀬戸内生活工芸祭」「六九クラフトストリート」など、生活と工芸を繋げる様々な活動をしている人物です。

本日は同氏の丁寧な手しごとにより生まれた「長角盆」をご紹介させていただきます。
日本の伝統的な木彫りの和の雰囲気を纏いつつも、現代のモダンな食卓にも馴染むボーダーレスなデザイン。
シンプルなルックスが無垢材ならではの木の温もりを引きたて、洋食器と組み合わせても映える一品になっています。

表面の立体感のある模様のような独特の削り出しは鑿跡(いりほが)と呼ばれるもの。
刀傷をあえて残すことで手仕事ならではの大らかな表情が生まれています。

仕上げは”オイルフィニッシュ”と呼ばれる植物油と蜜蝋をブレンドしたものを塗っています。木そのものの素材感を生かすのに最適な仕上げで、木の表情が際立ち盆自体の味わいが増しています。
また、乾燥をするオイルフィニッシュはオイルを塗り込む手入れが必要な仕上げですが、手間ひまがかかるのも一つの魅力。
乾燥と保湿を繰り返しながら使い込む事で、深みのある風合いが生まれ、使うだけでなく育てる楽しみも味わうことができます。

三谷龍二氏の作品はどれも和の雰囲気を纏いながらも、主張が強すぎることが無く、どんなテイストとも調和してくれるものばかり。
本日ご紹介させていただいた”長角盆”も様々な国の食器や料理との組み合わせが楽しくなる一品です。
是非この機会にご自宅の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。











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