三谷龍二
木の器 大皿
木工作家の三谷龍二氏は、生活にしっかりと根付いた陶磁器のように普段使いできる食器を40年以上に渡り作り続けています。
小さな木工ブローチを作ることで生計を立てていた頃がある三谷氏だからこその、どこか可愛らしいフォルムは温かなダイニングシーンにぴったり。
本日ご紹介するのは、imptionに入荷した三谷氏の作品の中でも少し大きめサイズのアイテムです。是非お付き合い下さいませ!
ちょっと特別な日に
>>この商品の詳細を確認する
今回入荷したのは、直径約31cmの大皿。しかし正円ではなく、柔らかく揺れるアウトラインは手作業による木工作品ならではの魅力に溢れています。
高さは約7cmとそこまで深くは無く、ボウルというよりは大皿料理やサラダなどをざっと盛り付けるのに適した様相です。
木のお皿はお手入れが難しい気がしてしまいますが、実は至ってシンプル。台所用の中性洗剤で優しく洗い、水気を拭き取って乾かし、少しかさついてきたなと感じたらオイルを塗り込めばOKです。
三谷氏の作品に用いられることの多い山桜は日本の固有種。耐水性が高く粘りの強い材質は狂いも少なく、高級家具や楽器にも使われる現在では入手困難な木材の1つです。
加工方法や手入れによって艶が増す山桜は色味も独特で、ほのかに桃色がかったような褐色をしており、削り痕によって生まれる光沢と影も豊かな表情としてお楽しみ頂けます。
もちろん同じく山桜などの木製カトラリーと併せても良いのですが、ステンレス製のトングやガラスのコップなどともなぜかしっくり。シンプルなデザインと木材の古今東西に馴染む質感のおかげでしょうか。
裏面は平らに削られ、テーブルに置くコトッという音も丸く響きます。無垢材のダイニングテーブルやチェストならなおさら柔らかな音に。
このお皿を置くならこっちのテーブルの方が似合うかも、テーブルクロスはあっちの色の方が映えそう...などなど、心地よいお部屋作りのヒントを与えてくれそうですね。
縁は約5mm程の厚さに削られ、たっぷりとした大皿ながらシャープさも携えています。無垢材を手作業で削り出しているとは思えない精度です。
お一人暮らしで大皿料理を作る機会があまりないという方も、普段は季節のフルーツや小花を飾ったり、使い方は無限大。友人を招いてのお食事の際にも活躍してくれると思います。
何より置いておくだけでも美しいので、丁寧に手入れを重ねて育てていく木工作品としてディスプレイするのもおすすめです。
本日ご紹介したのは三谷龍二氏の木の大皿でした。
普段使いできる木工作品を手掛ける三谷氏ですが、毎日をちょっと特別でより良いものにしてくれそうなたっぷりサイズの木の器です。
お料理や果物、お花をより瑞々しく見せてくれると思います。この機会に是非いかがでしょうか?