Vitra
Rookie Desk Chair
デスク周りの環境を整えるとき、何を重視するか。
傷や汚れが付きにくいデスクや、整理整頓しやすいシェルフ。お気に入りの小物を並べて楽しく仕事を、という方も多いかもしれません。しかし、やはり一番重視すべきはデスクチェアではないでしょうか。
機能性やデザイン性で選ぶ方も多いと思いますが、私自身は座り心地はもちろんのこと、シンプルなものを選ぶことで、より集中しやすくなると感じています。
本日は、限りなくシンプルでありながら、高い快適性を備えたデスクチェアをご紹介いたします。
シンプルから創造が広がる
今回ご紹介させていただくのは1950年創業のスイスのファニチャーメーカー”Vitra ヴィトラ”社によるデスクチェア“ルーキー ROOKIE ”。
一般的なデスクチェアに見られる多機能性や大きなサイズ感とは一線を画し、アームレスでコンパクト、最小限の調節機能のみを備えたミニマルなデザインが魅力です。
デザインを手掛けたのは、ドイツ・ミュンヘン出身のデザイナー、“コンスタンティン・グルチッチ Konstantin Grcick”。
彼の作品は、ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに選定されるなど、世界的に高く評価されています。自身のスタジオ「コンスタンティン・グルチッチ・インダストリアルデザイン」を拠点に、Vitraをはじめとする多くのブランドから革新的なプロダクトを発表しています。
背もたれや座面には、人間工学に基づいたプラスチック製シートシェルを採用。座る人の動きに合わせて柔らかくしなり、適度な弾力で身体をしっかりと支えます。
また、座面シェルは先端に向かってスリムになっており、膝裏など身体の接触が多い箇所にクッションが自然と当たる構造に。長時間の着座でも心地良くお座りいただくことができます。
広い座面と厚みのあるクッション、そして5本脚のキャスターにより、抜群の安定感を実現。
調整機能は「背もたれ」と「座面の高さ」の2つのみ。直感的に使えるシンプルな設計で、余計な操作に悩まされることがありません。
また、ハイバックタイプに比べてコンパクトなサイズ感のため、省スペースにも対応し、オフィスにも、ホームユースにも最適と言える一脚です。
ひらめいたアイデアを創造へと発展させていく、そんな環境のためにデザインしたという同氏。
学生が集中して勉強するための椅子として、企業のあらゆる場面に対応するオフィスチェアとしても活躍する一脚。
創造力を支えるパートナーとして、“ルーキー”をぜひあなたのワークスペースに迎えてみてはいかがでしょうか。