vitra
Meda Chair
見た目の良さに使い心地が伴うことで成り立つデザイン。
数多くのデザインが生み出される今日、もはやデザインの新しさに触れる機会は少ないのかも知れません。
それでも良いデザインというのは色褪せない魅力を持ち続けています。
本日紹介させて頂くのもそのひとつ。
デザインと機能を新たな手法で結び付けた名プロダクトです。
透明でシンプルな外観と、快適な座り心地を持つデスクチェア“メダチェア / Meda chair”を紹介させて頂きます。
軽快な機能美
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「イームズのアルミナムグループチェアの現代版」
メダチェアはこのように評されています。
見た目の軽快さや座りご心地は勿論、その秘密はデザインの独自手法にあります。
デザインを手掛けたのはアルベルト・メダ。
イタリアデザイン界の巨匠として知られる名デザイナーです。
1945年、イタリアのコモで生まれた彼はミラノ工科大学で機械工学を学び卒業。
1973年よりプラスチック家具で知られるカルテルのテクニカルディレクターを務めています。
その後仕事の幅を広げるためにフリーランスのインダストリアルデザイナーになり、アルファ・ロメオ、アレッシィ、アラビア、ヴィトラなどのデザインを手掛けることに。
1981年にはアルファ・ロメオでデザイン部長を務めています。
この経験が活かされ代表作、メダチェアは生まれます。
素材とエンジニアリング要素をデザインに取り込むという独自手法は今までにないデスクチェアデザインにつながったのです。
1998年にヴィトラより発表されたメダチェア。
シンプルなデザインと椅子としての機能が一体化された芸術的なプロダクトとして多くのシーンで愛用されています。
アルミによるクールな印象と洗練されたデザインはオフィスや家庭をワンランク上の空間に変えてくれること間違いなし。
このデザインの美しさは各方面から支持されており国内のグッドデザイン賞では金賞を受賞、その他世界の各国で多くのデザインアワードを受賞しています。
透明感ある外観はバックレストのメッシュ素材とアルミ素材の融合が生み出したもの。
デスクチェアにありがちな重苦しさは感じられず、軽快さすら覚えます。
素材とエンジニアリング要素が美しくデザインに昇華されています。
このバックレストは座り心地の良さにも影響を及ぼします。
弾力性と通気性に優れたメッシュは、加重を分散させる事で背骨をサポートし、最適なフィット感を実現。
深いリクライニングと背もたれの緩やかなカーブが加わり長時間のデスクワークを快適なものへと変えてくれます。
シートの上下昇降・バックレストの固定・リクライニング調節等の機能面も申し分ありません。
ストレスレスなデスクワークをサポートしてくれます。
これだけの機能が備わっているにも関わらず叶えられたデザインのシャープさは他のデスクチェアには見られないのではないでしょうか。
デスクチェアデザインの概念に捕らわれないデザイン的な新しさを感じさせる名プロダクトのご紹介でした。