Vitra POTENCE WALL LAMP
ル・コルビジェの「住宅は住むための機械である」だとか、世界の名だたる芸術家やデザイナーが残した言葉は、なぜか“名言”として現在でも耳にすることが多いですよね。その人の生い立ちや環境、考え方が読み取れる言葉たち。この照明をデザインした「ジャン・プルーヴェ( Jean Prouve)」の言葉を皆さんはご存知でしょうか? 本日は、そんな言葉とともに『ポテンス / POTENCE ウォールランプ』をご紹介いたします。どうぞ最後までお付き合い下さいませ!職人気質な「建設家」による工業的デザイン
>>この商品の詳細を確認する 1901年、フランス・パリ生まれのジャン・プルーヴェ。工芸家であった父とピアニストの母に生まれ、常に芸術に触れながら育った彼は、「私は芸術家と学者の世界で育ち、その世界は私の心にたくさんの栄養を与えてくれた」という言葉を残しています。建築でも家具でも、手仕事の精神を残しながら工業的なハイテク技術によって作られる彼の作品をまるで象徴しているかのようです。 >>この商品の詳細を確認する そんなプルーヴェが1950年にデザインしたウォールライト「ポテンス / POTENCE」。ランタンを吊るす腕木を意味するこちらの名称の通り、まさにランタンを彷彿とさせるデザインです。 限りなく細く長く伸びるアーム。シンプルな構造ながら「私は建築家でもエンジニアでもない、工員なのだ」という“ものづくりに携わる一人”としての職人技のような洗練されたフォルムは、彼だからこそ作り出せたのかもしれません。 >>この商品の詳細を確認する ちなみにこちらの照明は、有名な「EM TABLE」と同じく熱帯地方に向けた組立・解体が可能な住宅「Maison Tropique(メゾン・トロピカル)」プロジェクトにおいて制作された作品のひとつです。 こんなに素敵な照明を使用する住宅って一体どんな住宅?なんて思ったら、アルミニウムと鉄だけを使用し、森の空気を取り込む構造のプレハブ住居とのこと(気になる方は「トロピカルハウス プルーヴェ」で検索してみて下さいね!)。シンプルなデザインだからこそ、あらゆる環境で際立つ工業的な美しさを体現した照明なのです。 >>この商品の詳細を確認する さらに、工業的たる所以は細部にも。壁面に取り付けた軸を中心に可動するこちらのウォールランプ。スチール製のアームとビーチ材のハンドルを動かすことで、光源を左右にスウィングさせることができます。 使わないときはフレームを壁沿いに収納し、明かりが欲しいときは必要な場所へ。存在感のある独特な浮遊感とピンと張られたむき出しのテンションワイヤーは、無機質さを活かしたプルーヴェならではのデザインです。 >>この商品の詳細を確認する 自らを建築家(architecte)ではなく建設家(constructeur)と呼んだプルーヴェ。スケッチの際には全体像ではなく細かなディテールから描き始めたといわれています。もしかしたらこのランプも、ひとつひとつのパーツからデザインを進めていったのかもしれませんね。 >>この商品の詳細を確認する 現代でも世界中のコレクターから注目を集め続けている彼の作品たち。工業製品のようで、工芸品のような温かみを感じられるからこそ、愛され続けている名品たちばかりです。 彼の言葉から感じられるデザインに対する思想と合理的で無駄のないデザイン。壁付けというハードルはありますが、それをも超えて使ってみたい!と思わせるウォールランプではないでしょうか?インプションでも初入荷となる「POTENCE」。この機会をお見逃しのないよう、ぜひご購入をご検討下さいませ。----------------- SPEC -----------------
Item number: SH16-27
Size: W205×D5×H110 cm cm
Price: SOLD OUT