Vitra
Vegetal Chair
普段の生活の中で、「どこのブランドだろう」「誰が作ったんだろう」「いつ頃のものだろう」と”見た瞬間気になってしまうもの”に出会うタイミングがあると思います。
一風変わったデザインの一軒家、おもしろい写真がプリントされているTシャツだったり、味がかなり出てる革靴などなど。
今回は僕が見た瞬間に気になった椅子をご紹介します。
キニナルチェア
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1950年にスイスで創業し、フランス語でショーケースを意味する「Vitrine」が由来の老舗家具メーカー「ヴィトラ Vitra」。
世界中のデザイナー達と協力し様々なインテリアプロダクトを製造しており、「ヨーロッパ最強のファニチャーブランド」とも称されています。
そんなヴィトラから、デザイナー「ロナン&エルワン・ブルレック Ronan & Erwan Bouroullec」兄弟が発表した作品が「ベジタルチェア Vegetal Chair」。
ロナンとエルワンは1999年より活動を始め、「ヴィトラ Vitra」の他に「カッシーナ Cassina」や「アルテック Artek」など世界的家具メーカーから作品を発表している、フランスを代表する兄弟デザイナーです。
家具や小物だけではなく公共施設や建築のデザインも行っており、その活躍は多岐にわたっています。
立ち並ぶ森の木々や葉脈など、自然の強く優しい生命力をモチーフにした、インパクトのある一脚。
「Vegetal」はスペイン語で野菜を意味し、目を引くような鮮やかな緑色はサボテンからとったカクタスグリーンです。
この特徴的なデザインはスケッチや試作を何度も繰り返し、完成までにおよそ4年もの歳月を費やしたと言われています。
ベジタルチェア全体に広がるランダムに交差する複雑なラインは、簡素な空間に華やかに演出します。
また、奥が透けて見える網目状のため、圧迫感を与えずお部屋にスッキリとした印象を与えてくれます。
最初に見た時は「座りづらそう」「硬そう」など印象を受けるかもしれませんが、見た目の華やかさだけではなく、椅子としての機能もしっかり兼ね備えています。
背もたれと座面は一体となっていて緩やかな曲線を描き、身体を包み込んでくれるような安定感のある座り心地。
ゆったりとした座面に加え、素材には軽くて柔軟性がある「ポリアミド樹脂」を使用しているため、長時間座ってもお尻が痛くなりにくい設計になっております。
ダイニングチェアとして普段使いするのはもちろん、空間の差し色の役目も担ってくれますので、ディスプレイ什器としてもオススメ。
耐久性に優れていて、紫外線による色落ちにも強い樹脂素材のため、お庭やベランダなどの屋外でも気にせず使って頂けます。
3つまでスタッキングが可能なので、収納スペースを圧迫しないのも嬉しいポイントです。
普段は重ねておいて来客時にサッと出せるメリットもあります。
今回は同じくVitra社のデザインミュージアムより、ベジタルチェアのミニチュアも同時に入荷致しました。
並んだ姿はまるで親子みたいで可愛らしいです。
ベジタルチェアをお買い求めの際は是非ミニベジも一緒に、連れて帰ってあげて下さい。
僕が初めて見た時に惹かれた個性的なデザインは、豊かな自然からインスピレーションを受けて作られたものでした。
ロナンとエルワン兄弟は、そんな自然界で脈々と育つ緑を洗練したモダンデザインへと昇華させ、さらに機能性を併せ持った一つの椅子に仕上げています。
植物をお部屋に取り入れる感覚と似て、ベジタルチェアは自然のような安心感と爽やかさを与えてくれそうです。
これを読んで気になった方は是非店頭までお越し頂き、実際に見て、座って体感してみてはいかがでしょうか。
Vitra社の製品をお持ちの方は是非とも弊社にご相談下さいませ。
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