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Figura Desk Chairs
同時期に購入した家電たちの使用年数が10年を超え、ここ数年買い替えラッシュを迎えています。
もちろん壊れているわけではないので年数をいい口実にしているわけですが、洗濯機、テレビ、炊飯器、電子レンジ、冷蔵庫、掃除機ときて、あとはオーブントースターを残すのみ。
ちなみに、選ぶ基準は、デザイン>価格>機能。機能を劣後にしているせいで、最低限の使い方しか知らないのですが、取扱説明書を読めばもっと有意義に使いこなせるのかもしれません。
いわゆるトリセツです。
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自宅の家電の説明書を読まないのは自己責任ではありますが、インプションで取り扱うアイテムは中古品。家電に限らず家具や照明など、基本的に商品には説明書がありません。
ほとんどの場合はそれとなく分かったり、分からなくてもインターネットで検索すれば大抵は判明するので、それほど困ることはないのです。が、今回入荷したデスクチェアはちょっと説明書が欲しくなりました。
世界的にもその名を轟かすイタリアの建築家兼デザイナー、Mario Bellini(マリオ・ベリーニ)がデザインを手掛けた「Figura | フィグラ」。
同氏といえば、金属フレームにレザーを覆いかぶせたデザインが特徴のキャブチェアが有名ですが、なんとデスクチェアまでも本革で包み込んでしまったのです。
レバーなどの部品が見当たらないのに、座面のガス圧昇降&リクライニング機能を兼ね備えたこちらのチェア。
一見するとどう機能させるのか分からないというのは困ったものです。説明書~!
座面裏の左右に配されたこの丸いパッチ部分。この中にすべてが隠されています。
【着座時の左下】リクライニングレバー
(長押しで好きな位置へ→固定したい場所でレバーを離す→再度レザーを押すと固定)
【着座時の右下】座面の昇降ボタン
(長押しで上下→ボタンを離した位置で固定)
機能面を視覚的に感じさせないすっきりとしたデザインでありながら、デスクチェアとしての使い勝手は申し分ありません。
さらに見るからにクッション性のある柔らかなシートは、長時間の着座でも疲れにくくデスクワークを快適にはかどらせてくれるでしょう。
そして今回入荷したフィグラチェアはハイバック&ローバックという違い以外に、フレームにも異なる仕様があります。
ブラックのベースとシルバーのポリッシュドレッグ。小さなデザインの差異ですが、与える印象の違いは案外大きいのです。
デスクチェアの先入観や固定概念を排し、機能的であることを隠したベリーニのデザイン。
包み込むことでうまれた洗練さが、ワークスペースに“ シンプル ”をもたらす。そして、すっきりとした思考へと誘う。
ご自宅の書斎でもオフィスでも、このシンプルは欠かせない存在となりそうです。
フィグラ Figura ハイバック
フィグラ Figura ローバック
フィグラ Figura ローバック ポリッシュドレッグ