ヴィトラ vitra コーヒーテーブル Coffee Table イサムノグチ Isamu Noguchi ガラス天板 厚19mm ウォールナットフレーム ミッドセンチュリー 名作 ~和の安心感~

UPDATE: STAFF:ヘンミ
ヴィトラ vitra コーヒーテーブル Coffee Table イサムノグチ Isamu Noguchi ガラス天板 厚19mm ウォールナットフレーム ミッドセンチュリー 名作 ~和の安心感~

ヴィトラ vitra コーヒーテーブル Coffee Table イサムノグチ Isamu Noguchi ガラス天板 厚19mm ウォールナットフレーム ミッドセンチュリー 名作 ~和の安心感~

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vitra
”Isamu Noguchi” Coffee Table

アメリカンビンテージやインダストリアルなインテリアに心惹かれた時期もありましたが、ふと立ち返って本当に落ち着く空間を思い返すと、それは実家や祖父母の家で感じたあの穏やかな安心感でした。

 

そこに共通していたのが、どこか懐かしく心を和ませる“和のテイスト”。
丸みを帯びた家具や自然素材の温もりは、時代が移り変わっても私たちの心に寄り添い続けます。

今回ご紹介するテーブルは、まさにその“優しさ”を纏った名作と言える一台です。

和の安心感

“日々の生活をより豊かにする”という理念のもと、世界の名だたるデザイナーと協業し、数多くの名作家具を生み出してきたVitra(ヴィトラ)社から、ガラス天板と特徴的な脚部が魅力的なCoffee Table(コーヒーテーブル)です。

デザインを手がけたのは、日本人の父とアメリカ人の母を持ち、彫刻作品から家具デザインに至るまで創作の架橋を繋いだ彫刻家“イサム・ノグチ Isamu Noguchi”。

彼は「Everything is sculpture(すべては彫刻)」という信条を掲げ、家具もまた彫刻的な思考でデザインされた多数の名作を残しました。

現行品ではガラス天板に刻印が施されていますが、今回の入荷したこちらは、フレームにメーカーのプレートが付属するタイプ。

2001年にヴィトラにより正式復刻されたモデルとなります。

天板と脚部が絶妙に組み合わさることで、テーブル全体がまるで彫刻作品のような有機的なフォルムへと昇華されています。

透明なガラス天板は脚部の造形美を遮ることなく、角度を変えるたびに異なる表情を楽しむことができます。

厚さ19mmの強化クリアガラスを採用。

透明度の高いガラスに鉄分を加えることで、側面にほのかな緑色が生まれ、より印象的な丸みを強調しています。

特徴的な脚部構造は、日本の指物から着想を得たもの。
2本のフレームを組み合わせ、3点で天板を支えるシンプルかつ機能的なデザインとなっています。

工具なしで組立・分解が可能で扱いやすい点も魅力。

今回入荷したものはウォールナット製フレームで、深みのある色合いが上品でモダンな印象を与えます。

本作の原型は、1939年にMoMA創設者 A・コンガ・グッドイヤーのために制作されたローズウッド×ガラスのテーブルと言われています。

同年、英国のデザイナー ロブス・ジョン・ギビングスから意図せぬ形で模倣されたことを受け、「3本脚なら誰でも作れる」との言葉に対する“反骨精神”から、より彫刻性の高い独自のスタイルが形づくられました。

 

そして1944年、妹へ贈ったガラステーブルが当時のハーマン・ミラーのデザイナー、ジョージ・ネルソンの目に留まり、1947–48年に正式発表へ。

その後、米国ではハーマン・ミラー、日本と欧州ではヴィトラによって、現在も製造・販売が続けられています。

彫刻作品のような美しさを持つこのテーブルは、和のテイストはもちろんのこと、モダン、ミッドセンチュリー、ナチュラルなど、幅広いテイストと相性抜群。

柔らかなカーブを描くフォルムは、見る人すべてに穏やかな気持ちをもたらし、囲んでコーヒーをいただくだけで心がほどけるようなひとときを演出してくれます。


ヴィトラ vitra コーヒーテーブル Coffee Table イサムノグチ Isamu Noguchi ガラス天板 厚19mm ウォールナットフレーム ミッドセンチュリー 名作 ~和の安心感~

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