Jean Prouve
Gueridon
工業デザインの草分け的存在として世界的に知られるジャン・プルーヴェ。
「スタンダードチェア(Standard Chair)」をはじめ、合理性と機能美を兼ね備えたシンプルなデザインを数多く世に送り出してきました。
本プロダクトは、1949年にパリの大学の食堂のためにデザインされた一台。
プルーヴェらしい構造的な美しさと、アイコニックなディテールが魅力のデザインとなっています。
時代を超えて愛され続ける名作であり、誰もが一度は憧れる魅力的なアイテムです。
パリの学生食堂から生まれた名作

「ゲリドン(Guéridon)」は、ジャン・プルーヴェが1949年にパリ国際大学都市(Cité internationale universitaire de Paris)の学生食堂のためにデザインされた名作テーブル。
当時の学生たちが集い、食事をし、語らう場所。
そんな日常の風景の中で使われる家具としてデザインされました。
現在では、スイスの家具メーカーVitra社によって復刻生産され、デザイン史を語る上でも欠かせないプロダクトとして世界中で愛され続けています。


特徴的なのは、コンパスのように広がる三本脚のフォルム。
名作「スタンダードチェア」や「EMテーブル」、さらにはジャン・プルーヴェが手掛けた建築にも通じる、あのアイコニックな構造がこのテーブルにもさりげなく取り入れられています。


ただ、ここがちょっと面白いところ。
プルーヴェの家具といえば、無骨で力強い金属フレームの脚を思い浮かべる方も多いはずです。
ところが、このテーブルでは金属パーツはあくまで控えめな存在。
その代わりに、接合部のクロスバーや留め具といった補強パーツがさりげなく構造を支え、テーブル全体の美しさを引き立てています。

そして主役になっているのは、やはり木の素材感。
温かみのある表情が前面に出ることで、どこか柔らかく、親しみやすい雰囲気に仕上がっています。
当時このテーブルを囲んでいたパリの学生たちの暮らしや、時代を彩ったモダニズム建築の空気感。
そんな背景までふっと想像させてくれるのも、このテーブルの魅力かもしれません。
画像
同氏らしい印象的なデザインではありますが、もちろん見た目のためだけのものではありません。
このブレード状の脚は、天板から垂直にかかる力を三角錐の接地点へとバランスよく分散。
さらに、下へと大きく広がるベースの形状がテーブル全体の揺れを抑え、しっかりとした安定感を生み出しています。
一見シンプルに見える構造ですが、各パーツのサイズやプロポーション、角度のバランスまでしっかり計算されたもの。
その機能的な構造が、そのまま美しいシルエットとして表れているのもこのテーブルの魅力です。

まさに「美しいものは必要から生まれる」というジャン・プルーヴェの信条を、そのまま形にしたような一台。
構造とデザインが自然に重なり合う、プルーヴェらしさを存分に感じられるテーブルです。
シンプルでありながらどこか品のある佇まいは、彼のプロダクトの中でもひときわ印象的な存在。
凛とした雰囲気をまとったオーク材の表情や、きめ細かな木肌からは、素材そのものの上質さもしっかりと伝わってきます。
デザインの美しさはもちろん、素材やつくりの丁寧さまできちんと受け継がれていることが感じられるプロダクト。
時代を超えて愛される理由が、しっかりと伝わってくる名品です。











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