vitra.
Gueridon
先日、どうしてもお花見がしたくなり、河津町の河津桜を見に行ってきました。
河津桜は、よく見かけるソメイヨシノよりも一足早く満開を迎える早咲きの桜です。
まだ少し冷たい空気の中で、やわらかな淡紅色がふわっと広がる景色はとても新鮮で、心まで明るくなるようでした。
今回は、そんなちょっとした新鮮さを感じさせてくれるテーブルとチェアをご紹介します。
現代的でありながら、どこか温もりも感じられる素敵な家具です。
いまだに新鮮


ル・コルビュジェやピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンといった巨匠と共に時代を築いたジャン・プルーヴェ。
家具デザインを手掛けながらも建築家、エンジニアという肩書を持っています。
そんな同氏による歴史的傑作のテーブルとチェアが入荷いたしました。

同時代を生きるデザイナー達が新素材や新技術を主軸とした名作を生み出している中、プルーヴェは自身の手で加工し仕上げるといった手法に熱中し独自のデザインを追求していました。
そうして作り上げられたこちらの"ゲリドン/Gueridon ダイニングテーブル"。
1949年、パリの大学の食堂用に手掛けられました。
建築からインスピレーションを受けたといわれるデザインや高い安定性を叶えた構造は素晴らしく、後にプルーヴェ自身の作品のカタログにも登場しているそう。


オーク無垢材のラウンド天板と脚部にブラック色のスチールチューブを加えメリハリを効かせたデザイン。
彼の構造美を象徴するかのような凛としたフォルムが美しいです。
木材を主材として活用することで生まれるたっぷりとした質感は見事なデザインにより調和され、圧倒的なデザイン美を感じさせます。


こちらは、アイコニックな装いをした後ろ脚が特徴的な名作、"スタンダードチェア/Standard chair"。
人が椅子に座った際の力の掛かり方は前後の脚部で同じではないので、より強度と安定性を高める為にこのような形状となりました。
見る角度を変えることで様々な表情を魅せてくれる逸品です。

時代を超えて愛され続ける、ジャン・プルーヴェのデザイン。
機能から生まれた構造美は、静かに空間を引き締め、確かな存在感を放ちます。
早春の景色に感じたあの新鮮さのように、日常の中にそっと新しい風を運んでくれるテーブルとチェア。
長く寄り添いながら、その魅力を深めていける逸品です。











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