Vitra Design Museum
Miniature Collection
eames arm shell chair RAR ＆ Standard Chair

ドイツのヴァイル・アム・ラインにある「ヴィトラデザインミュージアム」。
ヴィトラデザインミュージアムは、所蔵するコレクションの中から、歴史に残る家具デザインのミニチュアを20年以上にわたり制作してきました。アールヌーヴォーからバウハウスのデザイン、そしてポストモダニズムから現代の作品に至るまで、家具の歴史の変遷を網羅しています。

手のひらに名作椅子を

オリジナル作品を1/6サイズに縮小したこの「ミニチュア コレクション」は、構造や素材、色など、細部に至るまで忠実に再現しています。ネジなどのパーツの複製、自然な木目使い、手作業による職人技など、細部に渡りこだわり抜いた高い再現性で、コレクターアイテムとしてはもちろん、大学やデザイン学校、建築家にとっても重要な資料としても使用されるほど！

■ eames　arm shell chair RAR

ミッドセンチュリー期を代表するデザイナー"チャールズ ＆ レイ・イームズ Charles & Ray Eames"。
こちらは、1940年にデザイン、1950年に生産が開始されて、デザイン史上初めてプラスチックの無限の可鍛性を見出し人体の形状に対応したチェア"arm shell chair"のオリジナル作品を1/6サイズに縮小したミニチュア。

シェルのグラスファイバーも見事に再現されており、カメラを覗いている時、オリジナルと見分けがつかない程のクオリティーに感動しました(笑)
ロッカーベースも、ワイヤーと木部がとにかくリアルなんです！！

■ Standard Chair

フランスの建築家で、建築生産の工業化に大きな役割を果たし、1937年のパリ万博では、ル・コルビュジェやピエール・ジャンヌレと共同製作したバスルームを出品するなど、世界的に活躍したデザイナーの"ジャン・プルーヴェ Jean Prouve"。
こちらは、同氏が1934 年にデザインし、金属と木材を組み合わせたデザイン史に残る名作の1つ"スタンダードチェア Standard Chair"のオリジナル作品を1/6サイズに縮小したミニチュア。

スタンダードチェアのベースには鋼鉄の強度を活用し、座る人の体に直接触れる背もたれと座面は合板で作られています。ネジ一つから、その構造と控えめな美しさが見事に再現されていますね～