Royal Copenhagen × Haslev
TENERA Tile-top Coffee Table
見る角度や環境によって違った見え方を楽しめる、まるでアート作品のような家具。 このタイルに描かれた抽象的で連続性のあるデザインは、メガネにも果物の断面にも何かの記号にも見え、見る者の想像力を掻き立てます。 そんなずっと眺めていたくなる、不思議な魅力を持ったタイルトップテーブルのご紹介です。
ずっと眺めていたい。
デンマークのハスレブ×ロイヤルコペンハーゲン社によるコラボレーションが生んだ、美しく上質なコーヒーテーブル。 天板裏にはハスレブ社のステッカーと、デンマーク製の品質を保証する印「Danish Control」のステッカーが誇らしげに残ります。 天板のタイル部分は、1775年創業の老舗陶磁器メーカー" ロイヤルコペンハーゲン / Royal Copenhagen "社によるもの。 同社の代表的なシリーズ「テネラ」のタイルが使用されています。
テネラは、ロイコペのアートディレクターであったNils Thorsson(ニールス・トールソン)の監修のもと、複数の若手女性デザイナーを起用して展開されたシリーズです。
またこちらのパターンを手掛けたのは、ノルウェー人デザイナーのGrete Helland-Hansen(グレーテ・ヘランド・ハンセン)氏。 鮮やかなブルー基調のモデルをよく見かけますが、こちらは珍しいグリーンがベースカラーとなった一台。低温で焼成される「ファインアンス焼」と呼ばれる製法から生まれた、温かみのあるハンドペイントならではの豊かな表情がオンリーワンの味わいを作り出します。 ウッドフレームは、1952年創業の老舗家具メーカー" ハスレヴ / Haslev "社によるもの。 同社の経営者のひとりであり、創業当初からトップデザイナーとして活躍したSeverin Hansen(セヴェリン・ハンセン)の息子であるSeverin Hansen Jr.氏が手掛けました。
ハスレブといえば、無駄な装飾を省いた直線的でミニマルなデザインが特長。独特の赤みと深みのある希少木材のローズウッド材を用いており、シャープなフレームラインがエレガントな印象をより一層引き立てています。 タイルトップのテーブルは少し扱いづらいイメージがあるかもしれませんが、実はとってもありがたいポイントが・・・それは、水と熱に強いというところ!ウッド天板とは違い、水滴のついたコップや熱いマグカップなども直接テーブルに置くことができます。
見た目の美しさだけでなく、実用性も兼ね備えた暮らしに優しい素材。ダイニングだけでなく、たまにはシーンを変えてリビングでもお茶の時間を楽しめちゃうわけです。 実は突板を使用している為、タイルやローズウッドによる重厚感はそのままに、比較的軽量な造りになっているところも良きポイント。
幅150cmのテーブルは、2-3人掛けのソファなどと合わせての使用に最適なサイズ。 リビングダイニング用のテーブルとはまではいかないものの、高さも50cmとローテーブルとしては比較的高めなので、前かがみでもう少し高さが欲しい方に丁度良い設計となっております。 ポスターや絵画を飾る感覚と同じように、お部屋をより豊かなにしてくれるテーブル。 ソファでゆったり寛ぎながら、美しいタイルを眺める時間なんかとっても素敵だと思いませんか。