ROYAL COPENHAGEN
Blue Fluted Plain
パブロ・ピカソに「青の時代」があったように、多くの芸術家が用いたブルー。
計り知れないほどの色調とニュアンスを持ったブルーという色は表現手段としても重要な意味をもっています。
爽やかで深く、輝く、真のブルー。
本日はデンマークのラグジュアリーテーブルウェアブランド“ロイヤル コペンハーゲン/ROYAL COPENHAGEN”の「ブルーフルーテッド」シリーズを紹介させて頂きます。
格調高き繊細な熱量
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1775年。
当時の国王クリスチャン7世とジュリアン・マリー王妃によって、王室使用と親交のある各国の王室への贈り物を製作する目的で設立された「ロイヤルコペンハーゲン」。
1700年代、王族や貴族の間で磁器を贈ることが優れた外交上の習わしであり、ロイヤルコペンハーゲンの美しく繊細な陶磁器は世界中の王室や上流階級から絶大な信頼を集めました。
設立から245年経った今でもその技術と情熱、誇りはクラフトマンシップによって受け継がれています。

格調のある芸術的な作品を作り続けるロイヤルコペンハーゲン。
特徴は何といっても、その全てが手作業である点。
原料の陶土を採取することに始まり、成型、絵付け、焼成、釉薬、という多岐に渡る工程で約30人の職人の手が加わっています。

あまりにも繊細な模様も勿論職人の手作業。
牛の耳やトナカイの腹部からとった繊細な繊維で作られた筆を用いて、ロイヤルコペンハーゲンの特長でもあるしなやかなラインのパターンが描かれていきます。
焼成で収縮する為5分の1は不良品となってしまうそう。
陶磁器の運命でもありますが、職人の魂を纏った陶磁器が必ずしも完成品となるわけではありません。
張り詰めたテンションが加わることで圧倒的な美は完成します。

今回入荷したのは、そんなロイヤルコペンハーゲンの代表作の一つである「ブルーフルーテッド」。
デンマークではブルーフルーテッドは文化的遺産の一部とみなされているそう。
デンマークの家庭には、代々受け継がれてきたブルーフルーテッドが必ずあるといわれているほどです。
ブルーフルーテッドにはプレイン、フルレース、ハーフレースの3つのデザインがあり、こちらはプレインのもの。
フルレースやハーフレースと同様、美しいブルーの装飾は手描きにて施されており、エレガントなレースの縁取りが地模様と調和し、華やかな印象を与えてくれます。

揺ぎ無いハンドペイントの一筆一筆から伝わる繊細な熱量。
白地とコペンハーゲンブルーの調和はあまりに美しく、日常に溶け込んでくれます。
蓋や取っ手に装飾された繊細なカタツムリの貝もその魅力を引き立たせるポイント。
繊細ながらも気取らない美しさこそ、2世紀半という永い年月愛され続けてきた理由なのかもしれません。

常に時代の先を走り、こだわりあるライフスタイルを象徴する存在であり続けるロイヤルコペンハーゲン。
使うことで実感する素晴らしさは、毎日のティータイムをワンランク上の素敵な時間にしてくれること間違い無し。
爽やかで深く、輝く、真のブルーを含んだ逸品のご紹介でした。