LANE
blanket box
ミッドセンチュリー期周辺に見られるアメリカビンテージの木製家具たち。
素材本来の持つ温もりを引き出しながらも北欧家具の良さを受け継いだ当時の家具はその時代特有の雰囲気を纏っています。
そこで本日はビンテージならではの風合いが楽しめ、古き良き米国の香りを存分に堪能できる逸品のご紹介です。
経年が作る唯一無二の風合い
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今回ご紹介するのは、アメリカ製家具を語る上で決して外すことの出来ない、100年以上の歴史を誇るLANE社のブランケットボックス。
1912年アメリカのバージニア州、「The Standard Red Ceder Chest Company 」という名前で誕生した老舗家具ブランド・レーン社。
創業当時は杉材を中心とする虫を寄せ付けない木材を用いた家具を製造販売し、50年代までに同国のブランドとして不動の地位を確立しました。
北欧のビンテージ家具のようなシンプルでモダンなフォルムをベースにミッドセンチュリー家具に見られる直線的なデザインをプラス。
天板から脚に至るまで、美しく浮き出た杢目は素晴らしいの一言。
素材の持つ表情を最大限に活かすこの作りがデザインの良さをより引き立てています。
アメリカのビンテージ家具特有のシリアルナンバーの焼印もございます。
「SERIAL NO. 364210」から「1963年1月24日」に製造されたものだということが分かります。
経年によりビンテージならではの風合いが増しており唯一無二な雰囲気をしたブランケットボックス。
主材にはウォールナット材を使用し、ボックス内には防虫仕様の為のシダー材を貼り合わせています。
その為内部は湿気にも強いので衣類はもちろん、鞄なども収納しておくにも最適。
ブランケットボックスとしては勿論、絶妙なサイズ感故にAVボードとしてのご使用もオススメです。
直線基調としたシルエットを中和する脚のバランスもポイント。
面取りされテーパーがかかった脚がすっきりとした印象を与え、天板の木目とはまた違った綺麗な杢目で木肌を活かした遊び心も感じます。
作られてから半世紀以上。
これぞアメリカンファニチャーと言うべき逸品。
経年による細かな傷はデザインの一部となり、過ぎた時間を目の前に感じさせます。
想いを馳せながら、次の世代まで引き継いでいただきたい逸品のご紹介でした。