LANE
butterfly table
ミッドセンチュリー期周辺に見られるアメリカビンテージの木製家具。
素材本来の持つ温もりを引き出しながらも北欧家具の良さを受け継いだ当時の家具はその時代特有の雰囲気を纏っています。
そこで本日はビンテージならではの風合いと古き良き米国の香りを存分に堪能できる逸品のご紹介です。
気品ある佇まい
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今回ご紹介するのは、アメリカ製家具を語る上で決して外すことの出来ない、100年以上の歴史を誇るLANE社のバタフライテーブル。
1912年アメリカのバージニア州、「The Standard Red Ceder Chest Company 」という名前で誕生した老舗家具ブランド・レーン社。
創業当時は杉材を中心とする虫を寄せ付けない木材を用いた家具を製造販売し、50年代までに同国のブランドとして不動の地位を確立しました。
経年によりビンテージならではの風合いが増しており唯一無二な雰囲気を醸し出しています。
天板から脚に至るまで、美しく浮き出た杢目は素晴らしいの一言。
素材の持つ表情を最大限に活かすこの作りがデザインの良さをより引き立てています。
素材を活かした丁寧な造りと経年がみせる堅牢さ、確かな木工技術によるディティールや天板のギミック、脚先の装飾や取っ手等至る所に魅力を感じて頂けます。
バタフライ仕様とコンパクトなサイズ感がみせるシーンへの対応力も魅力の一つで、限られた空間でもビンテージならではの深みを感じて頂けます。
直線を基調としたシルエットを中和する脚のバランスもポイント。
面取りされテーパーがかかった脚がすっきりとした印象を与え、ウォールナット天板の木目とはまた違った綺麗な杢目で木肌を活かした遊び心も感じます。
アメリカのビンテージ家具特有のシリアルナンバーの焼印。
「SERIAL NO. 652150」から1956年に製造されたものだということが分かります。
重厚且つ丁寧な造りが魅力のレーンですが、特に50年代に製造された家具にはその特徴が顕著に表れており、多くのファンに名ビンテージとして認知されています。
作られてから半世紀以上。
これぞアメリカンファニチャーと言うべき逸品。
経年による細かな傷はデザインの一部となり、過ぎた時間を目の前に感じさせます。
次の世代まで引き継いでいただきたい逸品のご紹介でした。