LANE
PERSEPTION End Table
エンドテーブルとは、ソファや椅子の横に置く補助用の小さなテーブルのこと。ソファに座りながら、読みかけの本や飲み物を置くことが出来るので便利ですよね。
名前の通り、ソファが「主役」でエンドテーブルは「脇役」というイメージを持っている方がほとんどだと思いますが、本日はソファに負けないくらいの存在感とこだわりの詰まったテーブルをご紹介いたします。
エンドテーブルだけど、主役級
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国内ではACME Furnitureでも取り扱いのある、1912年創業の老舗家具メーカー、LANE(レーン)のエンドテーブル。
創業当時は杉材を中心とする虫を寄せ付けない木材を用いたチェストを製造販売していましたが、人々の生活に寄り添った実用性と斬新なデザイン性の高さから、1950年頃には有名家具ブランドとして不動の地位を確立しました。
レーンと言えば、殆どの製品に写真のようなシリアル番号が印字されていますが、実は製造年月日を意味する番号であることをご存知でしょうか?
「SERIAL NO. 461840」を後ろから読むと「04月18日64年」となり、つまり、「1964年4月18日」に製造されたものだということが分かります。
同社の他にもドレクセルヘリテイジなど、当時の米国軍物にはステンシルや焼き印などでナンバリングされた家具が多く見られ、USビンテージや軍モノ好きにはたまらないポイントと言えるでしょう。
そんなシリアルナンバーからも分かる通り、こちらはミッドセンチュリーデザインの最盛期である1960年代に誕生した「PERSEPTION(パーセプション)」シリーズの個体です。
ウォールナットとオーク材の2種類の木材を組み合わせたツートンカラーが美しい天板。それぞれの杢目が引き立て合い、丁寧に面取りされた滑らかな木肌と相まって、無垢材ならではの温かさを存分に感じることが出来ます。
その他にもこだわりのポイントが随所に見られます。
ちょっとした物入れに便利な引き出しの前板には、木を細くスライスし編み込んだ装飾が施されており、ラタン家具のような優しい雰囲気を放ちます。
また横から見ると、なだらかな曲線のフレームとテーパーされた脚の有機的なデザインが目を惹きます。
天板と脚部の間には丸いブラスパーツを配し、ミッドセンチュリーらしい程よいアクセントに。
上から正面から側面から、どの方向から見ても美しいディテールが光り、テーブルとしての実用はもちろんインテリアとしてもお部屋を豊かに彩ってくれそうです。
大型家具(ソファ)を軸としてお部屋のレイアウトを考えていく方法が一般的ですが、ソファサイドのテーブルから始まるコーディネートというのもアリではないでしょうか。
「このテーブルに合うソファはあるかな?」と言いたくなるような、主役級のエンドテーブルのご紹介でした。