LEGNATEC - CLASSE
Gemma Dining Table
料理に合わせて器を選ぶ、盛り付けにこだわる。なんてできたらもっとおいしくご飯が食べられそうなのに。
実際は時間にも心にもそんな余裕はなく、我が家の食卓にはいわゆる1軍の使いやすい食器ばかりが登場するわけです。
小さなことかもしれませんが、追われる日常の中のちょっとしたゆとりのある暮らし。実践している皆さま、本当に尊敬です。
ストライプ、映える
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このテーブルにお皿を並べたとき、ちょっとびっくりしました。ほとんどが無地でプレーンな食器たちなのに、白磁もガラスもなんだか映えている。
むしろシンプルだからこそここまで際立つのかもしれませんが、並べただけでこんなにも華やかになるのかと。
ストライプ模様になった天板は、何も載せずともまるでアートのよう。無垢材が使われているからこそ、人工的なのに自然な印象を感じられます。
そんな杢目と木色で作り出される作為的な嫌味のない天然の表情がさまざまな器を受け止め、お料理を際立たせてくれるのでしょう。
使用されているのは、ウォールナット材。展開される他の木材(オークとブラックチェリー)と比べてブラウンの色味が深い分、落ち着きとモダンな雰囲気をまといます。
また、個性的な天板とは対照的に脚部はやや太めの丸脚が採用され、すっきりとでも重厚で安らぎが感じられるデザインに仕上げられています。
ちなみに、天板の張り合わせ方はすべて職人さんがバランスを見ながら配置していくそう。素材や色、幅や位置、本数に至るまですべてがランダムの1点もの。
木肌から感じられるやさしさを大切にしたものづくりを佐賀の土地で受け継ぎ、1964年から家具を製作し続けるLEGNATEC(レグナテック)ならではのこだわりが宿ります。
それでもデザイン自体はシンプルで、合わせるチェアも設置する場所のインテリアスタイルも選ばない「ジェンマ | Gemma」。
80~150cmの中からセレクトできるサイズの中でも、ファミリーで使うのに最も適した150cm幅は4~6人で食卓を囲むことができます。
数少ない装飾の施されたダイニングテーブル。天然木で作られたその装飾は、ダイニングに自然の風合いと華やかさをもたらしてくれることでしょう。
そして、数少ない“ 際立たせる ”天板をもったダイニングテーブル。器にこだわる余裕がなくとも料理を並べるのが楽しくなって、自然とゆとりが生まれることでしょう。
ご飯を美味しく魅せてくれるかどうかというちょっと意外で、でも真っ当な観点でダイニングテーブルを選ぶのも悪くなさそうです。