LE KLINT
BOUQUET 3
幾重もの折り目が生み出す美しい陰影。
緻密なハンドクラフトにより生み出されるレクリントの製品は、もはや芸術と言っても過言ではありません。
灯りを愉しむ北欧の暮らしが生み出した名作照明は数あれど、このプリーツシェード製造の技術は唯一無二のもの。
同社は北欧のクラフトマンシップを現代に受け継ぐ存在として、デンマーク王室御用達の認定もされており、その品質は折り紙付きです。
本日ご紹介するのは、レクリントの更なる可能性を感じさせる逸品です。
光の花束
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1901年にデンマークの建築家 P.V. イェンセン・クリントが日本の折り紙をヒントに、オイルランプの灯りを調節するためのプリーツシェードを作り始めたことが同社の原点。
規則的に続く折りは美しい陰影を生み出すだけでは無く、光を拡散させ灯りを柔らかなものへと変えました。
こちらのBOUQUETも同様、目に優しくありながらそれなりに明るさが確保できています。
『それなりに』と表現したのには理由があり、決して悪い意味ではありません。
北欧の暮らしにおいて光源は一つということはなく、リビングルームではいくつかスタンドライトを置くのが一般的です。
ダイニングテーブルの上、リビングのソファ脇、お気に入りの椅子のそば。
大きな空間の中に独立した小さな空間を作る事で、雰囲気を演出したり、より寛げる場所を作るのだとか。
北欧の人々にとって照明は、単に部屋を明るくする為のものでは無いことがよく分かります。
レクリントの発表してきた数々のランプは、折り目のパターンを変えることで形を変え、これまであらゆるデザインが生み出されてきましたが、やはり最大の特徴であるシェードに力を入れたものがほとんどでした。
しかし、BOUQUETはそこから一歩踏み出したランプと言えます。
柔らかなリネンを纏ったコード。
コードを纏めるための三つ編み。
長さを調節する為の、木製のパーツ。
シンプルになりがちなコードにも焦点を当て、トータルにデザインされたレクリントの新境地。
言うまでもなく、その美しさは一級品です。
デザインを手掛けたのは、現在レクリントのデザインコーディネーターを務めるSinja Svarrer Damkjærセンヤ・スヴァー・ダムケア。
長い同社の歴史に置いては、比較的若い女性デザイナーです。
文字通り〝BOUQUET(ブーケ)”は、イタリアの街角にある花屋で見かけた、チューリップの花束にインスピレーションを受け考案されたそう。
このフェミニンなデザインは新世代の女性デザイナーだからこそ作り出せたものでしょう。
耳付きのローゼットの場合、リング状の金具を付属のネジで固定するだけで比較的簡単に取り付けが可能。
↑このタイプ
ナチュラル、モダン等幅広いインテリアとの相性が良く、とても扱いやすいランプとなっております。
設置場所や気分で高さを変え、消灯時も目を楽しませてくれる。
ゆったりと寛げる空間演出にうってつけの、美しくも可愛らしいランプです。