LE KLINT
SINUS LINE 172A
実家やよく行くお店の照明、どんなものだったか思い出せますか?
私は正直、すぐに思い出せません。照明って、普段は意識せずに使われているもので、単なる「明かりを灯すもの」として捉えがちですよね。でも、今回ご紹介する照明は一味違います。
見た瞬間、ずっと眺めていたくなるような美しいフォルム。そして優しく温かい光を放ってくれるこのアイテムがあれば、実家やよく行くお店の印象はガラッと変わり、その空間に「これしかない」と思えるほど強い印象を残すことでしょう。
今回は、そんな印象的なペンダントライトのご紹介です。
空間に溶け込む美しさ、記憶に残る照明

1943年に創業されたデンマークの照明ブランド、レクリント(LE KLINT)。その歴史は、1901年に遡ります。ブランド創設者であるターエ・クリント(Tage Klint)の父、建築家P.V.イェンセン・クリントが、自宅のランプの明かりを調整するために日本の折り紙にヒントを得て、プリーツ状のランプシェードを作ったことが起源です。
この日本の折り紙の影響を受けたデザインは、今もなお多くの人々に愛され続けています。日本人としては、この歴史を知るととても嬉しく、誇りに思いますね。

今回ご紹介するのは、レクリントの中でも特に人気のある『SINUS LINE 172A』ペンダントライトです。この照明は、デンマークのデザイナー、ポール・クリスチャンセン(Poul Christiansen)によってデザインされ、独特のフォルムと幻想的な光の演出が魅力です。


『SINUS LINE 172A』のデザインは、波や風など自然界の形状からインスピレーションを得たものではなく、数学的なサインカーブをモチーフにしている点が非常にユニークです。この斬新なアイデアは、きっと誰かに話したくなるポイントだと思います。
曲線を描くそのフォルムは、まるで空気の中に漂うような軽やかさを感じさせ、視覚的にも非常に心地よい印象を与えてくれます。


このペンダントライトの一番の魅力は、シェードを通して伝わる光です。
光源からの距離によって静かなグラデーションをあらわしながら、山折りの先では綺麗な黒線のアウトライン、谷折りの先では光を纏ったインラインを描きます。それは部屋全体に優しく広がり、居心地の良い空間を作り出します。
単純に部屋を明るくする為のものであった光は、それをとどめるシェードによって空間に特別な雰囲気を生み出し、まるで芸術作品のような印象を与えます。


『SINUS LINE 172A』のデザインは、非常にモダンでありながらも優雅さを持ち合わせており、さまざまなインテリアスタイルに馴染みます。シンプルで洗練された北欧スタイルの部屋にはもちろん、ミニマルでモダンな空間にもぴったり。リビングルームやダイニングルームに吊るして、食事やくつろぎのひとときを特別なものにすることができます。
また、寝室にもぴったりで、優しい明かりがリラックスした雰囲気を作り出してくれます。あまりの心地よさに、つい寝落ちしてしまいそうです。

北欧デザインは、シンプルでありながら機能的な美しさを大切にし、居心地の良い空間を自然に作り出すのが得意です。『SINUS LINE 172A』もその例外ではなく、部屋に自然と溶け込み、空間全体に豊かな表情を与えてくれます。
一度見たら忘れられない印象を与えるデザインでありながら、どんなインテリアにも自然に馴染みます。そのため、長年にわたって飽きることなく使い続けることができる、普遍的な魅力を持っています。











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