LE KLINT
CACHE KF355
ド派手なファッションや、最近人気のデカ盛り料理。
目立つ為にやっているので、それはもうすご〜く目立ちます。
昨今、いわゆる【映え】を狙ったものが世の中に多く溢れていますが、決して 【目立つ=素敵】 という事ではありません。
そういったものは、たしかに分かりやすくて興味を惹かれますが、うわべだけで中身がすっからかんなんて事もしばしば。
本当に大事なのは中身ですよね。
これぞ大人のお洒落
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こちらはデンマークの老舗照明ブランドLE KLINT(レクリント)のフロアランプ"CACHE KF355"。
レクリントといえば、一枚のプラスチックシートを人の手によって精密に折り上げた幾何学チックなシェードが特徴の照明ブランドですが、こちらは意外なことに最大の特長であるプリーツがスチールシェードの中に隠されている不思議なアイテムです。
しかしこれは、矛盾ではなくむしろ原点回帰ともいえるもの。
1901年にデンマークの建築家 P.V. イェンセン・クリントが日本の折り紙をヒントに、オイルランプのあかりを調節するためのプリーツシェードを作り始めたことが同社の原点。
そう。もともとは『灯の調節』の為に作り始めたものだったのです。
規則的に続く折りは美しい陰影を生み出すと共に、光を拡散させ柔らかく優しい灯へと変えてくれます。
フランス語で『かくれんぼ』を意味するCACHE(キャシェ)。
プリーツをシェード内部に隠すことで、スチールシェードタイプのランプでありながら、目に優しいフロアランプとして成立しています。
レクリントにとって最も特徴的なプリーツ部分を敢えて隠し、チラ見せするこのデザイン。
これぞ大人のお洒落というものでしょう。
シェードとポールの接続部分には真鍮が使用されている為、モダンなインテリアは勿論のことビンテージライクなインテリアとの相性も抜群です。
使用可能電球はプリーツとの距離が近い為、熱を持たないLED電球対応となります。
逆に言えば、LED電球が開発されたことで実現出来たデザインでもあるということ。
歴史あるレクリントの技と現代の技術の発展によって生まれたスペシャルな一台です。
淡い灯と美しいデザインで居心地の良い空間づくりをしてみてはいかがでしょうか?