Rachel Ashwel
Shabby Chic Dining Table
インテリア好きの方なら一度は耳にしたことがあるであろう『シャビーシック』というワード。
「使い古された」とか、もっと砕けた表現なら「みすぼらしい」とも訳されるShabbyに、「上品」のChicを混ぜた造語です。
相反する概念ながら、何となくどんなものか想像できる、とっても上手い表現だなぁと感心しますが、今回はまさにシャビーシックを体現する一台のご紹介です。
古びた見た目とビンテージの本質
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米国のインテリアデザイナー“レイチェル・アシュウェル Rachel Ashwell”が提案する、オーダーメイドのベッドやリネン、ビンテージ家具を取り揃えるショップ『レイチェル アシュウェル シャビーシック クチュール』で取り扱っていたダイニングテーブルです。
シャビーシックの正確な起源は分かりませんが、今日の認知度の高さに貢献したのは間違いなくレイチェル・アシュウェルと言えるほどの影響力の持ち主。
「いつかはこんな部屋に住みたい!」という女性たちのイメージを具現化した自身のショップは反響を呼び、世界中のセレブからも注目を集めるようになりました。
西洋の伝統的な家具はホワイトペイントが良く似合います。
ペイントは所々剥がれ、節や割れといった天然素材ゆえのダメージも見られるビンテージ品。
新品を加工したものでは到底出せない味わい深さは、古い家具好きの方ならきっと刺さるものがあるのでは?
天板サイズ、高さ共にかなり大きなダイニングテーブル。
6人ほどで使っても十分余裕のあるビッグサイズですが、重厚な存在感もホワイトペイントで柔らかな雰囲気に。
観葉植物やカラフルな食器、ナプキンにキャンドルといったカラフルなアイテムで、思い思いのテーブルメイクを楽しみたいですね。
もう何十年も使われ続けたであろうダイニングテーブルですので、さらにペイントが剥がれて、傷が増えることもあるでしょう。
しかしながら、ビンテージ品と共に暮らすことの、本質的な価値を見出したのがシャビーシックの考え方。
経年変化に抗うのではなく、なるように任せてみるのが良い付き合い方と言えそうです。
名も無い日用品にこそ本質的な美しさがある、というのは日本の“用の美”に流れる哲学ですが、どことなくシャビーシックにも通じるものがあると思います。
可愛らしい見た目だけでなく、使い継ぐことの大切さを感じさせるダイニングテーブルのご紹介でした。
国内の店舗は既に閉店していることから、入手困難になっているレイチェル・アシュウェルのアイテム。この機会に是非ご検討下さい。