Louis Poulsen
PH50
北欧家具の中心地、デンマークを代表する照明ブランド「ルイスポールセン Louis Poulsen」。
1874年の設立から150年という長い歴史の中で、アルネ・ヤコブセンやヴェルナー・パントン、ポール・ヘニングセンといった世界的デザイナーと共に、数々の名作照明を生み出してきました。
また、自国デンマークに深く根差した照明づくりにも尽力しており、一般家庭のみならず、公共施設や公園、さらには軍隊など、デンマークの多彩なシチュエーションで活躍しています。
止まらない進化
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同社を代表するペンダントライト「PH5」、誰しもが一度は見たことのある名作ですが、今回入荷したのは「PH50」。
名作PH5の生誕50周年を記念して作られたアニバーサリーモデルで、オリジナル本来の魅力はそのままに、独自の特徴を持った特別なモデルとなっています。
特徴的な構造である5枚のシェードは、北欧を代表する照明デザイナーのポール・ヘニングセンによって、電球の眩しさ「グレア」を取り除くためにデザインされました。
これは自然界によくみられる“対数螺旋”と呼ばれるカーブを用いてデザインされており、中心の電球から反射する光の角度を計算し、均一に光が降り注ぐようにそれぞれのシェードが重なっている、という非常に緻密な構造です。
全体の塗装は、通常モデルのマットな塗装ではなく、艶のあるグロス塗装。
明るい色味を中心に、5色のカラーバリエーションを展開していましたが、今回入荷したのはその中でも鮮やかなチリ・レッド。シルバーのパイプと合わさり、灯りが点いていない時でも明るい雰囲気を演出してくれるデザインです。
電球直下にはPH5 Plusと同様のフロストガラスを採用しており、電球の眩しさを抑えながら、それまでのアルミ板を使った構造と比べてより明るく光が届くようになっています。
メインシェード下のボトムカバーはそれまでの青色から赤色へその姿を変えています。
従来のモデルでは、光を強く反射させる白に加えて、青色と赤色を用いることで白熱球の光を補正していました。
しかし、PH50ではその色を赤と白に絞ることで、蛍光灯などを使用した際にも温かみのある光を作り出す、より現代の暮らしを意識したプロダクトへと進化を遂げました。
優れたをプロダクト綿々と受け継ぎ、時流に合わせて進化させていくルイスポールセンの理念が感じ取れる逸品です。
既に廃盤となってしまった「PH50」。希少になりつつある一台を是非お見逃しなく。