Louis Poulsen
LC Shutters
北ヨーロッパに位置し、バルト海と北海に面した半島と島々から成るデンマーク。
家具の分野において数多くの名作やデザインの巨匠を数多く輩出し、デザインの聖地と言われています。
冬が長く厳しい北欧諸国の人々は家ですごす時間をとても大切にすることから、人々が心地よいと感じる雰囲気を生みだす光をかたちづくっていくことを目指しているようです。
特に、機能性と伝統を重んじたデンマークの家具は、シンプルでありながら、どこか人間的なあたたかみを感じるデザインが多く、世界中で愛され続けられています。
本日は、そんなデンマークから歴史の中で積み重ねてきた技術力により実現した、最高難度の成型の名作照明 LCシャッターズ 『 LC Shutters 』 のご紹介いたします。
冒険と探究のデザイン
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LCシャッターズのデザインを手掛けたのは、デンマーク人の父と英国人の母を持つ ルイーズ・キャンベル という女性デザイナーです。
1970年にコペンハーゲンで生まれたルイーズ・キャンベルは、ロンドンのカレッジ・オヴ・ファーニチュアとデンマークのデザイン・スクールを卒業後、独立し家具と照明を中心にデザイン活動をおこなってきました。
彼女のスタジオは3つのデザインルールを掲げています。
それは、『 常にゼロから考える 』『 反対のものが正しいと証明されるまではすべてが可能 』『 どんな細かな決定にも正当な理由がなければならない 』というものです。
そんな彼女のデザインは、非凡で個性的な印象を受け、常に何らかの対比をなしているように感じられます。
LCシャッターズは、女性らしさや遊び戯れるようなタッチを感じさせる作品です。
木漏れ日のようにシェードから漏れる優しいあかりは、心地よく奥行き感ある光を生み出しています。
このシェードは1枚のフラットなアルミ板を「押し抜き」という成型法で陰影と立体感を出しています。
北欧の照明デザインは情熱的なクラフツマンシップにより、光として質が高く、視覚的にも美しい製品を生みだします。
女性らしさ、スカンディナヴィアの合理主義的な側面、そしておそらく二つの国を母国として育った環境が、彼女の遊び心溢れるデザインに繋がっているのではないでしょうか?
ルイーズ曰く、「私は、グレア(不快なまぶしさ)の減少と、光を部屋に広げることとの間のバランスをデザインし、光を遮るシェードと光を拡散させるシェードとを一つにした。」とのこと。
不透明の金属のシェードの内部に、乳白色のカバーを入れることで光を拡散させるディフューザーの役割果たしています。
これによって、電球の光源によって眩しさの減少と、光を部屋に広げることのバランスを生み出し、幻想的な空間演出を可能にしてくれています。
光を灯したときと消したときとで全く異なる印象を生み、まるでオブジェのような佇まいのLCシャッターズ。
単にランプをデザインするのではなく、日常の中の一部に刺激を織り込み、素材や製造プロセスにも新しい方向性を示しているようです。
無機質でハードな素材を使用しているにもかかわらず、そのデザインはどこかソフトで優しい印象のLCシャッターズ。
北欧、モダン、ナチュラル他、様々なインテリアテイストに調和をもたらし、その光は空間を心地よくあたたかいものにしてくれます。
2004年フィン・ユール建築賞、2005年iF賞金賞等、数々のデザイン賞を受賞した女性デザイナー ルイーズ・キャンベル によってデザインされたこちらの照明は、
ルイスポールセンの代表的プロダクトであり、世界中で高く評価されています。
是非、この機会にご検討ください。