Louis Poulsen
AJ Floor
ミッドセンチュリーモダンデザイン全盛期。
新素材の登場と戦争の終焉、デザイナーの軽やかな発想は数多くの名作に形を変えました。
名作と呼ばれ愛され続けるプロダクト。
本日ご紹介させて頂くのは、北欧デザイン界の巨匠が手掛けた名照明です。
完璧な光
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不朽の名作、AJライト。
1958年に自身が設計したデンマーク・コペンハーゲンのSASロイヤルホテルのロビーの為にデザインされたのがこの照明でした。

無駄の無いかたち。
しかしながら一度見たら忘れられない特徴的なデザイン。
照明として完璧な光を持つAJライトは空間にミニマリスティックな存在感を放ちます。

ヤコブセンはSASロイヤルホテルの設計のみならず内装のすべてを手掛けています。
完璧主義でも知られヤコブセン。
印象的なフォルムと傾斜は同じく同氏がデザインしたソファや建築物の外形に平行してデザインされたと言われており、どこか不思議な浮遊感を生み出します。

放たれる光が明るく照らすのは下方。
手元を確りと照らしながらも、直接光を漏らしません。
シェードの内側は白色に塗装され優しい反射光を演出。
柔らかいあかりもこの照明の特徴です。

シェードは上下に可動する仕様。
光の向きを自由に調節することができます。
無駄の無い形に、最大限の機能が備わっている事が分かります。

緯度が高く、夏には白夜、冬には極夜がある北欧。
日照時間が極端に短い為、照明は生活の中で非常に重要な役割を担います。
人々が求めたのは、暗い場所を照らす為の光ではなく太陽の様な温もりある灯。
故に名照明と詠われる殆どは北欧で生み出されています。

照明をデザインするという事は同時に灯をデザインするということ。
アルネ・ヤコブセンも同様、北欧特有の照明デザインをこの名作に与えました。
今日でも新鮮な魅力を放つ名作。
巨匠の偉業を象徴する名プロダクトのご紹介でした。
