Louis Poulsen
AJ ROYAL 500
光とデザイン。
照明としての機能を果たしながらデザインの優美さを表現し、互いに作用させるのは至難の業。
その困難な壁に立ち向かったのは、ルイスポールセン Louis Poulsen。
単にランプをデザインするだけではなく、屋内そして屋外で人々が心地よいと感じる雰囲気を生みだす光をかたちづくってきたブランドです。
そんな同社の、人々と空間に影響を与える魅力的な雰囲気を作りだすシンプルで美しい名作のご紹介です。
控えめなエレガンス。
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こちらは、”ルイスポールセン Louis Poulsen” の 『AJロイヤル AJ ROYAL 500 』です。
手掛けたのは、美への追及に一切の妥協を許さない アルネ・ヤコブセン。
自らが設計した建築物に自らがデザインした家具を置き、空間を全てプロデュースする完璧主義者として知られる巨匠です。

1960年。コペンハーゲンに22階建てのSASロイヤルホテルが開業。
このホテルの設計を行ったのは アルネ・ヤコブセン。
完璧主義者の同氏は、建物のみならずオリジナル家具やユーティリティアイテムのほぼすべてを設計しました。

開業に向け、1957年に4つのライトをデザイン。
AJロイヤル、AJ ランプ(テーブル、フロア、ウォール)。
その中でもAJロイヤルは、同氏の最も知られたプロダクトデザインとして今もなお愛され続けています。

人々の考える装飾的で豪華な「ラグジュアリー」の感覚を覆し、「控えめなエレガンス」という新たな定義づけを目指したヤコブセン。
AJロイヤルの無駄のないシンプルなデザインは、まさに彼の意思が体現されたプロダクトと言えるでしょう。
洗練されたフォルムから放たれる繊細な光。
それは完璧主義者ならではの、緻密な計算があるからこその美。

象徴的な半球型。
一般的に、下方向に光が放たれ下は明るくなるものの天井が暗くなり、空間全体でみると少し暗いと思わせてしまいます。

AJロイヤルは、シェード上方にスリッドを採用。

上方から放たれる光は天井を照らし、そして不快に感じない光量。
自然な光が空間に明るさと温かみをもたらしてくれます。

シェード内側には、中心に1灯とその周りに3灯の計4灯のランプ。

十分な明るさを確保しながら、2層構造の白いシェードによって柔らかい上質な光を作り出しています。

現行で販売されているAJ250とAJ370には、内側のシェードが付いていません。
ですから、2層構造から生み出される ”明るくて” ”自然で” ”上品な”光はAJ500でしか体感する事が出来ないのです。

AJ500はROYALシリーズで一番大きいサイズ。
現行ではLEDが予め組み込まれておりますが、今回入荷した個体は電球が交換できるもの。
ビンテージでしか入手が出来ない希少なプロダクトとなっております。
完璧主義者の血と涙の結晶が形となったAJ500。
今後も入手が困難になることが予想されますので、お早めにご検討ください。

陰影を楽しむ。
夜の長い北欧では”トーンの落ち着いたやわらかな灯り”が求められてきました。
その灯りの優しさは人々を心地良くさせ安らぎの世界へと案内してくれます。
ご自宅に取り入れ光の奥深さを体感してみて下さいね。
