Louis Poulsen AJ ROYAL 500 Graphite
こんにちは、ユキナです。 先日インプションに北欧モダンのアイコン的存在である「セブンチェア」のキャスターベース仕様が大量入荷しました!(
>>詳細はこちら) 洗練された滑らかな曲線が美しい一体型シートは、座り心地や美への追及に一切の妥協を許さないアルネ・ヤコブセン だからこそ生み出せた名作ですよね。 同氏は家具に限らず、インテリアや照明器具などでも多くの名品を残しています。 今回はその中から自身の名前にもなっている「 AJロイヤル500シリーズ 」のペンダントライトをご紹介させて頂きます。 是非最後までお付き合い下さいませ。
人々の考える「ラグジュアリー」の定義を覆す
>>この商品の詳細を確認する アルネ・ヤコブセンが1959年に設計デザインを手掛けたコペンハーゲンのSASロイヤルホテル(現ラディソン・ブルー・ロイヤルホテル)。 「AJペンダント」は、そこで使用するインテリアとしてデザインされた、「AJフロアランプ」「AJテーブルランプ」「AJウォール」のうちの一点となります。 ホテルに飾るものとしてデザインされたわりにはシンプル過ぎない?と思った方もいると思います。 しかし、同氏は人々の考える装飾的で豪華な「ラグジュアリー」という感覚を、「控えめなエレガンス」という新たな定義づけを目的としていたんだそう。 洗練されたデザインから醸し出される繊細な美しさや品を表現したかったのではないでしょうか。
現在生産終了している希少なグラファイトカラー。 グレーやチャコールに近い色味は、同モデルのブラックやホワイトカラーよりも、柔らかな印象を持ちます。 こちらは、シェード内側のシールと引っ掛けシーリングカバーから、ヤマギワ取り扱いのビンテージ品であると思われます。
同氏のデザインらしい象徴的な半球型のフォルム。 一般的な半球型のシェードの場合は、下方向にのみ灯りが照られるため、天井は暗くなってしまいますよね? ところが、AJロイヤルは違います!
シェード上部のスリットから上方向にも光を逃がすことで、バランスよく光りを拡散できる仕組みとなっているんです!
そしてシェード内側には3灯+1灯の計4灯のランプを使用しています。十分な明るさを確保しながら、2層構造の白いシェードによって柔らかい上質な光を作り出しています。 このように、同氏の細かな配慮によって実現した"丁度いい"明るさは、ダイニングやリビングなどの広いスペースでも充分な光量を保ってくれそうです。
高いデザイン性だけではなく、光のバランスをも計算されたペンダントライト。 いかがでしたか? 「モノの存在が空間の経験に干渉してはならない」というのが同氏の持論だったそうです。 その通り、「AJロイヤル」はどんな空間にもスッキリと馴染み、モダンや北欧、スペースエイジなど様々なシーンにお使い頂ける柔軟性を持っています。 上品で無駄のない、ペンダントライトの名作と言われる逸品を、是非お部屋に取り入れてみてはいかがでしょうか。