Louis Poulsen
Doo-Wop Pendant Lamp
先日の店内ブログでもご紹介したように、Louis Poulsen(ルイスポールセン)の照明が3つも並んで吊り下がっているめずらしい光景を拝める経堂店。
あぁ、なんていい眺め。ついそんな風に思いながらこのブログを書いています。
うち2つ(PH5とスノーボール)は既にブログでもご紹介済。3部作のように合わせて読んでいただけたら幸いです。
小さくてもたまらなくて

さて、ラストを飾る照明はデンマーク海軍施設局との協業で生まれたペンダントライト「ドゥー・ワップ | Doo-Wop」。
もともと1952年に「ネイビーペンダント | Soværnspendel」としてデザインされ、当時の海軍施設や学校、オフィス、社員食堂など公共の場で活躍していたパブリックなライティングです。


1982年に一旦製造が終了したものの、その人気の高さから2012年に再生産がスタート。昔のままの製造方法が忠実に引き継がれ、縁に精巧な巻きを施すシェードの加工は今も職人たちによる手作業で行われています。
でも実は現行でははめ込む仕様となっているソケット部分がビンテージではビス留めだったりと、現代版としてアップデートされている箇所もちらほら。カラーリングもそのひとつで、今回のカッパー色は2017年に追加された新色、メタルバージョンです。


PH5やスノーボールに比べると直径28cmの程よいサイズ感でよりお部屋に取り入れやすいドゥー・ワップ。単体でのご使用はもちろん2つ、3つと吊り下げてもそのポップな気品さが失われることはありません。
また、Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン)のデザインスケッチを参考にしているともいわれるデザインは、氏の照明と並んでいても何ら遜色のない存在感を発揮しています。


でも実は同じくデンマークの照明メーカー、Nordisk Solar(ノルディスクソーラー)から1950年代に発表されたペンダントライトと酷似していることから、シドニーのオペラハウスを設計したJorn Utzon(ヨーン・ウツソン)が手掛けたという一説もあるのだとか。
ビンテージ品にいたっては、本国でもそのメーカーを見分けるのは困難とされる2つの照明。真相は定かではありませんが、こういった豆知識的な謂れがあるところもまた奥深くて面白いものです。

「ランプのフォルムは、照明の機能(それが発する光)を表現しているべき」というルイスポールセンのデザインポリシーをしっかりと体現し、北欧照明を代表するひとつとなったドゥー・ワップ。
余談ですが、ブログを書くあいま合間にその姿を望んでいたら、カッパーシェードがひっくり返したお椀に、コーン型シェードがひっくり返したグラスに見えてきました。
一見単純な造形なのに組み合わさることで生み出される圧巻のデザイン性。小さな佇まいからあふれ出す洗練された温かみと可愛らしさがたまらなくて仕方ありません。











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