louis poulsen
PH SNOWBALL
スノーボールという名の通り一つの雪玉のような、宙に浮かぶころんとしたフォルム。
けれど、近づいてよく見てみるとそこにはポール・ヘニングセンらしい緻密な光の設計が隠されています。
暮らしに浮かぶ光の名作

手掛けるのは1874年の創業からシンプルで美しいデザインのライティングを数多く生み出し続けるデンマークの照明メーカー、Louis Poulsen(ルイスポールセン)。
今回ご紹介するのは1958年、Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン)によってデザインされた「スノーボール | PH Snowball」。
当初は注目を集めることはなく、1983年になってようやく販売されたもうひとつの名作です。

ポール・ヘニングセンが生涯を通して追い求めたのは、眩しさのない光、必要な場所をしっかり照らす明るさ、そして柔らかな影を生み出す心地よい光でした。
その理想を実現するために生み出されたのが、光を巧みにコントロールする複数シェード構造です。

形作っているのは、8枚の円形シェード。
ひとつひとつはシンプルな形をしていますが、それらが少しづつ角度を変えながら重なることで美しい構造をつくり出しています。
白く塗装されたシェードは光を受け止め、反射させて、空間全体へと柔らかく広げていきます。

スノーボールは、消灯時でさえ存在感を失いません。
日中は宙に浮かぶオブジェとして、夜は柔らかな灯りをひろげる光の造形として。
冬だけじゃなく、ずっと眺めていたくなるようなスノーボールは部屋の景色そのものを作ってくれる照明なのかもしれません。

「夜は昼にならない」と名言を残した近代照明の父、ポール・ヘニングセン。
日中の明るさも夜の暗さも受け入れて楽しむ暮らしをスノーボールの光の中で過ごしてみるのも素敵ですね。































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