ligne roset

FACETT Sofa & Puff

まだまだ日中は暑いですが、日が暮れだすとちらほら秋の虫が鳴き始めましたね。ボーとしているとあっという間に年が明けてしまいそうです。 今回は次の季節に乗り遅れちゃう前に、秋色ど真ん中なソファをご紹介いたします。

幾何学的な美しさ

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「リーンロゼ/ligne roset」は、1860年創業のフランスの老舗インテリアショップ です。蜂のお腹をモチーフにした「トーゴ/TOGO」が有名で、一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。 コンテンポラリーで一種のオブジェのような“魅せる”デザイナー家具が多く取り扱われております。 今回ご紹介する「ファセット/FACCET」は、TOGOのような有機的なデザインとはまた違った洗練されたジオメトリックな(幾何学的な)デザインが特徴的です。カラーの派手さとは裏腹に知的なデザインとなっています。 デザイナーは、パリを拠点にしているロナン&エルワン・ブルレック兄弟。彼らは若くして、「一枚の布」という革新的なコンセプトを持つ「ISSEY MIYAKE A-poc」のパリ店舗をデザインしました。その後ヴィトラやカッペリーニ社の家具デザインを提供していき、その名が世界中に広まっていきました。 こちらのソファは、イッセイミヤケの店舗を手掛けてから５年後の2005年に誕生したもの。一枚の張地から成形されており、分解すると綺麗な展開図になります。 イッセイミヤケがファッションに新しい価値観をもたらしたように、ロナン&エルワン・ブルレック兄弟もソファに新しい在り方を見出したのではないでしょうか。 複雑な折り紙の折り目のような精巧なステッチ。美しく並んだキルト式カバーのステッチ。 どこを見ても規則があるのではないかと思わせるような緻密で完璧なデザインになっています。 個性的な多面体から出来ているソファは、下にかけて細くなっていくダイアモンドのように幾何学的なルックス。 ソファ、パフ共に絶妙なバランスで作られている事が感じられます。置いとくだけでも実際の宝石のように、空間を彩ってくれること間違いなしです。 またジュエリーカットのように切断された形状は、ダイアモンドの煌びやかで綺麗なイメージを壊さずに、座り心地も考慮されています。 ゆったりと寛げるような傾斜と、腰を支えるクッション。また、身を包んでくれるような安心感を覚えるアームによって、リラックスした状態を保ってくれます。 パフも付いているので、長時間気持ち良く座っていられるのも嬉しいポイントですね。 計算されたデザイン。どの家具にも言える事だけれども、変わり種に見えてここまでストイックに完璧なバランスを考えているものはなかなかありません。 宝石のようにどの角度からも見惚れてしまう。座り心地にまた惚れ惚れしてしまうソファ。 秋に入り、家でゆっくり休むにはもってこいのおススメの逸品です。