R&Y Augousti
Jewelry box & vase
本日ご紹介させて頂くのは、パリの超高級ブランド”R&Y Augousti”デザインのジュエリーボックスとフラワーベースです。
オンラインショップには目が飛び出るほどの価格の品々が並ぶR&Yですが、今回入荷したものは、現在販売されていない廃盤品。
国内での流通も少ないレアアイテムです。
モダンなビンテージスタイル
”R&Y Augousti”は“リア&イオーリ・オーグスティ / Ria & Yiouri Augousti”夫婦によって1989年設立されたこちらのブランド。
パリ中心部の”Rue du Bac/リュ・ドゥ・バック”に旗艦店を構えており、1930年代のアールデコ様式と現代的なデザインを融合させた、ユニークなデザインのアイテムは世界的に評価されています。
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今回ご紹介する2点も実に独創的なフォルム。
装飾性の低いアールデコスタイルにヘビ革とエイ革を張ったジュエリーボックスは、中央に隙間を設けることで、チラッと見える引き出しがデザインのアクセントになっています。
抽斗前面に張られた粒子状の光沢のある革がエイの革。
アールデコ時代のモダニストなインテリアデザイナー達が家具や照明のデザインによく取り入れていたそうです。
日本においては、その強度から武士の甲冑や刀の柄にも使われていた素材です。
それって鮫革じゃないの?って思った方もいるかも知れませんね。私もそう思っていましたが、どっちも正しいようです。
これにはややこしい事情があるようなので、気になる方はググってみてください。
ボックスの両脇の扉は開くと収納が現れる仕様になっていて、抽斗も4段備わっているので収納力は申し分なし。
扉を閉めるとカチッという金具がハマる音がするのですが、これが堪らなく気持ち良いです。
この金具にはマイナスネジが使われており、モダンなビンテージスタイルをコンセプトにアイテムのデザインを手掛けるR&Yのこだわりが細部にまで行き届いていることが分かります。
花瓶はもこれまた独特な形状。何ともアンニュイなデザインですね。
よく見ると曲面に対し1枚の鱗が大きい為、革を数枚に分けているのですが張り方が非常に丁寧。
製造から数十年経過しているにも関わらず剥がれたり捲れたりする様子は無く、しっかり接着されております。
まるでアート作品のようなその佇まい。
花を挿さずとも十分にオブジェとして活躍します。
どちらも底面にはゴールドのブランドロゴが入っており、高級感に拍車をかけています。
アールデコ調の作品によくみられた皮の使い方をモダンなスタイルで復活させたR&Yのアイテム。
どちらも高価なアイテムですが、特にジュエリーボックスは海外での中古相場も非常に高く、滅多にお目にかかれない逸品です。
R&Y Augousti ビンテージ ジュエリーボックス エイ皮 × ヘビ革 × マホガニー材
R&Y Augousti フラワーベース ヘビ革 × マホガニー ビンテージ 花瓶