La palma
LEM stool
1978年にイタリア・パドヴァで設立された家具ブランド"ラパルマ La Palma"。
NASAで働いていたという創業者"ダリオ・エ・ロマーノ・マルカート"の家具作りから始まり、現在では世界各国のデザイナーとコラボレーションすることで生み出される、アーティスティックかつモダンなプロダクトでイタリアを代表する家具ブランドの一つとして知られています。
「用の美」とイタリアモダンの邂逅
今回ご紹介するのはそんな同社の「レム LEM スツール」。
Lunar Excursion Module(月探査船)にちなんで名づけられたLEMはミレニアムの節目となる2000年にデザインされ、極限までシンプルさを突き詰めながらもスタイリッシュなデザインとそこに表れた機能美から、ラパルマを代表する存在として高い人気を誇る一脚です。
デザインを手掛けたのは日本人デザイナーの安積伸と安積朋子夫妻によるタッグ"AZUMI"。
湾曲させた長方形のフレームに座面とフットレストが一体となったデザインはラパルマから「日本文化とイタリアのテクノロジーの素晴らしい融合」と評されており、2001年にはこのLEMスツールで日本のグッドデザイン賞も受賞しています。
LEMの特徴といえば座面からフットレストまでのフレームが一体となったデザイン。
曲線的で滑らかな造形の座面とシャープなエッジで構成されるフレームのデザインにより、シンプルな中にもしっかりとした存在感を持ったモダンなスタイルに仕上げられています。
シートを支える一本脚にはガスシリンダーを備えており、座りながらでも容易に座面高を変えることが可能。
昇降を行うレバーも座面下に隠されているため、洗練されたデザインの一部になっています。
脚部は省スペースで設置できて安定性の高い直径38cm程のラウンドベース。 最小限ともいえるシルエットから生み出される機能美が光る一脚に仕上げられています。
また、着座したまま360度回転もでき、素早く立ち座りが可能なため高めのワークテーブルと合わせて作業用チェアとしてもお使いいただけます。
無駄を可能な限り削ぎ落したミニマルなデザインながら、デザインと機能性に富んだラパルマの"レム LEM スツール"。
モダンなインテリア空間を演出するのはもちろん、オフィスやカフェ等の店舗什器としてもぴったりな一脚。
イタリアと日本のモダンデザインが織りなす機能美が光る一脚をぜひこの機会にご検討ください。