Wrighton furniture
UK Vintage Sideboard
伝統的な家具作りの基盤があってこそ生み出された北欧スタイルの家具達。
戦後に北欧デザインが一大ブームが来た時、イギリスでも北欧スタイルの家具が作られるようになっていったんだそうです。
代表的な英国メーカーでいうと「G-PLAN ジー・プラン」や「A.H.McIntosh A.H.マッキントッシュ」、「Jentique ジェンティーク 」などなど。
イギリスの北欧スタイル家具には、北欧デザインの魅力に加えて、細部に散りばめられたさりげないデザインに製作者のこだわりが感じられ、そこにユニークさや愛嬌が隠されているような気がします。
今回は、知る人ぞ知る英国メーカーより、北欧スタイルのビンテージサイドボードが入荷いたしました。
細部が光る
ご紹介するサイドボードは、英国の高級家具メーカー"ライトン・ファニチャー/Wrighton furniture"による一品です。
同メーカーは、終戦後、キッチン、リビング、寝室用家具などハイグレードなインテリアを展開し数々のデザイン賞を受賞しました。
1970年代に閉業しましたが、博物館へ展示されるなど、コレクターやアンティークファンからの評価も高く現在でも高値で取引されています。
1960~70年代に世界的規模で大流行した北欧デザイン。
その北欧家具の流れを汲んだこちらは、落ち着いた色味と美しい杢目が特徴的なウォールナット材とテーパードしていくスッキリした脚部でいて堂々とした佇まい魅力的です。
ワンアクセントになっている金属を使用した把手などからも分かるように、細部に散りばめられたさりげないデザインから並々ならぬ拘りを感じられます。
幅約170㎝と広々とした天板になっております。
ウォールナット材の経年により深みを増した表情が美しく、陶器やガラス物がとっても映えそうです。
サイドボードは収納家具でありながらも、ディスプレイ台として「見せる収納」としてもご使用できるので、幅広だと余白を活かすなど見せ方の幅が広がりより楽しめますね。
勿論外見だけでなく、中身の収納面も優秀です。
中央には、3杯の抽斗が備わっています。最上段はフェルト張りで仕切り板が2枚付属し、アクセサリーや文房具等の収納に便利です。
把手の無いミニマルなデザインになっている両サイド収納。
内部の棚板は、左側は通常の棚板となっており、右側は奥行の浅い棚板となっていますので、ワインボトルやデキャンタなど高さのあるアイテムの収納可能となっています。
手の込んだ仕上がりの英国らしい洗練されたビンテージのサイドボード。
1つで様になるほどの迫力と共に、抜け感やアクセントを作ることで落ち着いた佇まいに仕上がっております。
デザインだけでなく機能面もしっかりしているという確かな理由があるからこそ、上等なものとして成り立つのだと思いました。