USM
Kitos Table
ボールとチューブを繋いだフレームにパネルやドアをつけるだけ。シンプルな構造なのにものすごくタフで、サイズも色も自分好みのカスタマイズが可能。
USM(ユーエスエム)のモジュラーファニチャーはオフィス家具の域を超え、ホームユースとしても絶大な人気を誇ります。
この成功の立役者といえばハラーシステムの生みの親であるエンジニア、Fritz Haller(フリッツ・ハラー)ですが、じつは貢献者は彼だけではありませんでした。
キトス、選択の時。

同社のはじまりは、1885年にUlrich Schaerer(ウルリッヒ・シェアラー)がスイスにあるMunsingen(ミュンジンゲン)という町に構えた金属工房。その頭文字からUSMと名付けられ、鍵の製造や金具の加工を行っていました。
その後、長い町工場の期間を経て1961年に3代目の経営者であるポール・シェアラーとフリッツ・ハラーの2人が入社。すると翌年には自社用として家具システムの開発に着手します。そう、これが後のUSMハラーです。

当初は銀行やオフィスへの納品が中心だったUSMハラーシステムとハラーテーブルが、モジュラー家具としての技術面だけでなく、そのデザイン性を認められるようになったのは1990年代目前。
ちょうど時を同じくして、ハラーの名を冠しないUSMの新しいコレクションが誕生します。その名は「キトス | KITOS」。Alexander Scharer(アレキサンダー・シェアラー)とDr. Thomas Dienes(トーマス・ディーンズ博士)が手掛けたデスクシリーズです。


ハラーテーブルと人気を二分するキトステーブル。天板やベースの素材はどちらも基本的には同じですが、決定的な違いといえば脚部のデザインです。
天板の角から4本脚が伸びるハラーに対し、キトスは脚を天板中央に取り付ける仕様。しかもX型やH型だったり、鳥足のようだったりとフォルムの種類も豊富です。


足元の空間が広いキトスはデスクとしてあらゆるワークスタイルに対応する設計。四方から椅子を出し入れできるので、大人数で囲むミーティングテーブルとしても本領を発揮します。
今回は、幅199.5×奥行99.5cmのオーク材天板(ブラックラッカーフィニッシュ)を備えた大型モデルかつオプションパーツレスのシンプルモデル。とりわけオフィスユースにもってこいのカスタマイズです(もちろん自宅使いもできます)。

ハラーは3代目、そしてキトスは4代目の経営者がそれぞれ携わって生まれ、時を経た今なおどちらも現役でUSMを支えるメインプロダクト。
もちろん土台を作ったフリッツ・ハラーの功績によるところも大きいですが、シェアラー家の慧眼(けいがん)が冴えわたってこそのUSMなんだと改めて実感しています。
汎用性ならハラーテーブル、ワークシーンに特化するならキトス。どちらも間違いのないデザイン性と実用性を兼ね備えるからこそ、どちらにするか迷ったときは目的を明確にして選ぶのが一番の近道になりそうです。































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