Yamakawa Rattan
Lounge Chair Coffee Table
今日は、空間にしっかりとした存在感をつくりながらも、どこか軽やかさを感じさせてくれるラタンのセットを紹介いたします。
ラウンジチェア2脚とコーヒーテーブル1台の組み合わせで、並べた瞬間にひとつの完成された風景が生まれるアイテムです。
柔らかなラタンの風景


今回紹介するのは、1952年創業の老舗ラタンメーカーである山川ラタンによる家具です。
同ブランドは、剣持勇や渡辺力といった日本デザイン史を代表するデザイナーの家具製作を手掛けてきたことで知られ、確かな技術と
安定した品質によって高く評価されてきました。

ラウンジチェアは、ラタンのしなやかな曲線を活かしたフレーム構成が特徴です。
全体は有機的なフォルムで柔らかい印象を持ちながらも、構造としてはしっかりと設計されており、存在感のあるサイズ感が空間の主役として成立します。

一方でこのチェアの大きな魅力は、ボリューム感がありながらも重たく見えない点にあります。
ラタン特有の隙間が光や視線を通す事で抜けが生まれ、圧迫感を抑えながら空間に自然な余白をつくってくれます。

素材のコントラストも印象的で、フレームは深いブラウン、クッションは柔らかなイエローで構成されています。
落ち着いたトーンの中に控えめな優しい明るさが加わることで、派手すぎない上品なアクセントとなってくれます。

フレームの構造は全て曲線で構成されていますが、それらが一定のリズムで並ぶことで、どこかストライプのような整った印象も生まれています。
ファブリックとラタンという、やや曖昧になりやすい素材の組み合わせでありながら、全体としてはどこかスマートな印象にまとまっている点が、この家具の面白さです。

コーヒーテーブルも同様の思想で設計されており、ラタンフレームにガラストップを組み合わせることで、軽やかさと実用性が両立されています。
中央のマガジンラックが構造的なアクセントとなり、全体のバランスを引き締めています。


そしてこのセット全体の魅力として、有機的な形を持つ家具が空間に加わることで、部屋の印象そのものを柔らかくしてくれるというところです。
直線的な要素だけになりがちなお部屋の中に、こういう家具がひとつ入ると、一気に緊張がほどけて、自然な落ち着きが生まれます。
午後のやわらかな光の中でこのチェアに身を預けると、ラタンの柔らかな曲線や自然素材の質感に包まれて、気張らずに等身大の自分で過ごせそうな気がします。
大自然の中にいるときのように、余計な力がふっと抜けていく。
その静かな心地よさがお部屋全体に満ちていくようなセットです。































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