MODERNICA
Side Shell Chair
ミッドセンチュリーを代表する家具の一つとして、半世紀以上たった今でも人気が衰えることのない不朽の名作「シェルチェア」。
当時はまだ木製のチェアが一般的だった時代に、プラスチックを使用して座り心地が格段に向上したシェルチェアが生まれました。
量産性に優れたプラスチックという素材を使用したことで、イームズシェルチェアは世界で初めて大量生産されたプラスチックチェアとなり、発売からたった1年でその名は広まり、世界中で愛されるチェアとなりました。
その高いデザイン性と、一度見たら忘れないキャッチーな見た目から、現在でもファンは尽きません。
受け継がれるものづくり
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シェルチェアと聞くと近年ではハーマンミラーかヴィトラを思い浮かべる方も多いかと思いますが、今回ご紹介するのはロサンゼルスに拠点を構え、ミッドセンチュリーの系譜を受け継ぐ家具メーカー" モダニカ MODERNICA "が製造した
もの。
元はと言えばシェルチェアは、1940年代にイームズ夫妻とゼニス社によって開発されました。
当初のシェルはゼニスのブランド名で販売されていましたが、数年後に販売元であるハーマンミラーの名前も併記されるようになり、最終的には「HermanMiller」のロゴだけが刻印されるようになりました。
そして1989年にハーマンミラーが販売を終了したことで、シェルチェアの製造は一時途絶えることに。
そしてハーマンミラーが生産を終了してから11年後の2000年にモダニカ社がゼニスの古い工場や生産設備を買い取り、開発当時の技術者を集めてシェルの復刻生産プロジェクトを始め、蘇ったのがこのシェルです。
シェルチェアが初めて製造された時、いわゆる1stモデルが作られた時のプレス機などの機材を使っているわけで、もうオリジナルと言っちゃっていい気もしてきますね。
シェルはポップなオレンジ色。鮮やかな色がデザインをさらに美しく見せてくれます。
グラスファイバー特有の模様もびっしりと入り、多少の使用感も相まってまるでビンテージさながらのシェルチェアを思わせる貫禄のルックス。
座面裏にはモダニカ社のエンボスロゴが。
今もなおロサンゼルスにて職人さんが当時と変わらぬ方法でシェルチェアを製造しています。
脚部にはエッフェルベース。
エッフェル塔のルックスから命名されたこのベースは最もオーソドックスなもので、シェルチェアと言うとこのシルエットを思い出す方も多いのではないでしょうか。
色々な種類があるベースの中でも代表作と言えます。
FRP製のシェルは傷がつきにくく、耐水性もあり、汚れも拭き取ればすぐ取れるので小さなお子様のいるご家庭でもオススメな一脚です。
何よりこの見た目がグッドです。
また体格がガッシリとしたアメリカ人向けに作られた椅子ということもあって、耐久性の心配は無用です。
当時のつくりを今に楽しめる、ミッドセンチュリーのマスターピースをご紹介させて頂きました。
インプションでも取り扱いの多いシェルチェアですが、旅立つのも早いので皆様お見逃しなく!
また、ゼニスやハーマンミラーはじめとするシェルチェアは高価買取対象となりますのでお持ちの方は是非とも弊社にご相談くださいませ。
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