MEMPHIS MILANO First Chair
ポストモダンファンなら誰もが憧れるであろう名作、ファーストチェア。 これまでに雑誌やインスタグラムなど写真で見たことはあったものの、実物を目にするのは今回が初めて。 実際に見て触れて座ってみてをすることで、写真だけでは分からなかった細部までを詳しく知ることが出来ました。 いつかはインプションにもと思っていたところ、今回念願叶ってイタリアンモダン好きのお客様からお譲り頂きうれしい限りです。ホンモノに触れること
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1980年代に世界中のデザインや建築に影響を及ぼし一大ムーブメントを起こした、ポストモダンを代表するイタリアのクリエイティブ集団、メンフィス。
こちらはその主要メンバーの一人、Michele De Lucchi(ミケーレ・デ・ルッキ)が1983年にメンフィスで初めて手掛けたチェア「ファースト」です。
イタリア・ミラノを拠点とし、建築・デザインの分野において現在に至るまで、世界の第一線で活躍し続けているミケーレ・デ・ルッキ氏。代表作であるアルテミデのトロメオは、1989年に権威あるコンパッソドーロ賞を受賞しています。
幾何学的なフォルムと奇抜なカラーリングは、正にポストモダンを象徴するデザイン。
天体や分子を想起させる球体や円盤、パイプフレームによる斬新な造形に、光沢のあるライトブルー・ブラック・シルバーのカラーリングが目を惹きます。
ラッカーでコーティングされた艶のある仕上がりがメタリックな印象を受けますが、実は背もたれ、球体のアーム、座面は木製。触ると分かるのですが、シルバーのフレームのみ金属製なのです。
彫刻のようなデザイン性の高いチェアであるにも関わらず、黒い球体は肘掛けに(取り外し可)、背もたれはフレキシブルなジョイントに取り付けられており、座り心地にもこだわって作られているのは、正直意外な発見でした。
今回のようなコレクターズアイテムは、インテリアとして観賞用に飾って頂くのが一般的かと思いますが、海外サイトなんかでは数脚並べてダイニングチェアとして贅沢に使用しているショップ写真もありました。
当時発表と同時に大ヒットし、メンフィスから発表されたプロダクトの中で唯一3000脚も大量生産されたそう。
そして、誕生して40年近く経過した現在もその斬新なデザインで人々を惹きつけてやみません。
写真でしか見たことが無いという方は、是非一度実物を見にいらしてください。是非ホンモノに触れて、魅力を実感して頂けたらと思います。











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