MARUNI COLLECTION
HIROSHIMA

飽きが来ない普遍的なデザインは、生活の主役になります。

今回は、一見シンプルなデザインですが、そこにはアイデアやこだわりが詰まっている洗練されたアイテムをご紹介いたします。

無意識に座る、ユニークな普遍

日本を代表する木工家具メーカーの一つ、マルニ木工より毎年発表されているマルニコレクション。世界的なデザイナーと協働し、日本から世界にものづくりを発信しています。

今回紹介する商品は、マルニコレクションの中でも特に高い評価を受けている"ヒロシマ HIROSHIMA"シリーズのツーシーターソファ。

デザインは、世界で活躍する深澤直人氏によるものです。

同氏がデザインしたプロダクトには、計算されつくしたシンプルさを感じることができます。

人間の無意識や感覚にすら踏み込んだフォルムが多く、そのデザインは一目見た瞬間どのように使うのかを無意識に理解します。

こちらのアイテムも何気ないソファのように感じます。

しかし無意識的に、空間のどこに置いて、何人で座って、更には、どのように体重を預けて、どのように肘を掛けて、と事細かに想像できます。

まさに彼のデザイン哲学、その術中にハマってしまいます。

視覚的には、直方体のような簡素なソファですが、クッションの丸みやファブリックの手触りは柔らかな印象を持っております。

ウレタンや羽毛の程良い反発感、縫い目の見えない仕様など細部の拘りにより、快適な座り心地が提供され、見た目だけではない、機能美まで持ち合わせたソファです。

ファブリックにはアパレルブランド"ミナ ペルホネン minä perhonen"のdopという特殊な生地を家具用に改良し採用。

ダブルフェイスにすることで、使用に伴う摩耗によって、生地の下から裏側の別の色が出てくる仕様になっております。

布の弱点を逆手に取ったような、アパレルブランドならではのユニークなファブリックです。

こちらの商品ではホワイトカラーの表地とブラックの裏地が使われており、使い込んだ後に隙間からどのように黒が見えてくるのか楽しみです。

モノトーンのカラーリングとそのフォルム。

シンプルさとカジュアルさを両立したどんな部屋にも相性抜群のアイテムです。

無機質な空間では、高貴で知的な印象に。温かみのある空間では、周りに溶け込み他のアイテムを映えさせてくれるようなアイテムです。