マルニ木工
ポリマ 4428
2月8日
本日は日本のビンテージアイテムをご紹介させて頂きます。
見た目からだけでも高い安楽性を誇っている事が伝わり、現存数の少ない希少なラウンジチェアとなります。
是非、最後までご覧くださいませ。
美意識と技術
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広島の老舗家具工房、マルニ木工。
工芸をルーツに「技術のマルニ」と評される礎を築き数多くの名品を輩出しています。
こちらはそんな同社のラウンジチェア ポリマ4428です。

背面にはシールが残っており、マルニの文字と孔雀マーク。
このロゴが使用されていたのは1952年から1975年の間となりますので少なく見積もっても50年ほど前に製造されたことが分かります。
ちなみに孔雀マークは当時の新聞紙上で全国応募にて採用され、「新時代にはばたく」という意味が込められているそう。

全体のデザインは非常にシンプル。
当時の流行りでもあった北欧デザインを取り入れたものと思われます。

フレームには無垢材をふんだんに使用しておりますので温かみのある表情を楽しませてくれます。
残念ながら木種の特定には至りませんでしたが、チークやアフロモシアのような美しい木目の材が用いられ、それを活かすような滑らかな仕上げも特徴です。

幅広の座面に低めの背もたれ、脚部には床摺りが採用された日本らしさを感じさせるディテールは安心して身を任せられます。
座り心地はやや硬めで体のラインに寄り添ってくれる印象。
シートにはプロテインレザーが用いられ、本革にも劣らないしなやかさと耐久性を保っておりますので肌へのあたりも非常に心地良いものとなっております。

以上です。
市場では殆ど見ることのないモデルであり、孔雀マークのシールも綺麗に残っております。
日本の技術力の高さと美意識を感じるビンテージアイテム。
ご自宅に迎え入れ、これからも愛でて下さい。
