MASTERWAL
PUNTO
空間に品格を齎す素材、ウォールナット。
素材としてのウォールナットを突き詰めることで見えるそのインテリアの表情は、 普遍的でありながら、時としてドラマティックにも見えます。
使う人の人生とともに歴史を重ねながら深みを帯びる作品。
今回は、100年後の人たちにも愛着を持ってもらえるような家具づくりを行うブランドのアイテムをご紹介いたします。
walnut furniture
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景気がうなぎ上りに良くなっていった、1961年。
岡山県笠岡市に桐箪笥を専門とした赤瀬木工所(現AKASE)が設立されました。
物質的に豊かだった時代。
造れば売れ供給が需要に追い付かなくなるくらい赤瀬の桐箪笥は人気を博したそう。
順調だった総桐タンスの製造も1990年代に入るとタンスを必要としない住宅様式やライフスタイルの変化により、タンスの生産量は下降線をたどります。
危機感を感じた赤瀬は椅子やテーブルの製造も検討し始めましたが難航。
専門性の高い箪笥造りからそれ以外の家具を作ることは、いわば異業種に参入するくらいのハードルの高さがありました。
そんなある時展示会で出会った輸入品のアイテム。
無垢を基調とし洗練された、ナチュラルでモダンな佇まいは開発者の心を鷲掴みにしたそう。
創作意欲を掻き立てられた赤瀬の従業員たち。
自然の風合いを活かしたモダンな作品造りを始め現状打破に試みました。
輝きを放っていたあの輸入家具に近づくため苦悩の日々を送ります。
箪笥の生産しか知らなかった職人は図面を何度も引き直し、機能と美しさを兼ね備えた形を模索しました。
試行錯誤の中完成した、希少な素材ウォールナットを使用したアイテム。
無駄を省いた造形は素材の魅力を引き出すのみならず、実用性の高さも実現。
使い手の心を掴みました。
ウォールナットが示した道しるべ。
創業以来続いた箪笥の生産を終了し、2006年にウォールナットのファニチャーブランド、AKASEは「MASTERWAL マスターウォール」を立ち上げました。
こちらは、マスターウォールが誇る『プント PUNTO リビングボード』。
高級木材であるウォールナット無垢材を使用。
永続的に使うことを目的としたシンプルで飽きの来ない気品のあるデザイン性を誇ります。
テレビを設置するたっぷりとした天板スペースと収納力の高い抽斗。
2ドロワーの抽斗は指の形にあった取っ手とレールが採用されており、特段力をいれることなく引き出すことが出来ます。
ダボ調節により高さを変えられる2枚の棚板。
ブラックの強化ガラスがオーディオを守る役割を担い、さらにモダンな雰囲気を演出してくれます。
現行の脚部分の台輪を取ることにより高さを無くし、幅も110㎝とコンパクトにしたオーダーメイド品。
特別な一品を是非ご自宅に迎え入れてみてはいかがでしょうか。
『100年後のアンティーク家具へ』をブランドコンセプトとしたマスターウォール。
ウォールナットをマスターするという意味を込めてその名が付けられたそう。
そして掲げる『一人一創』。
一人一人が作品に対して責任を持つことで妥協が生まれない環境を作り出してきました。
ウォールナットの気品、素材を活かす造形、作り手の飽くなき探究心。
長く実使用頂くことでより素材の、デザインの、そして職人の魅力を感じて頂ける事かと思います。