Machine Age
Triangle Table
『流行は一周する』とはファッションの分野などで特に耳にする言葉ですよね。とはいえ、それらのオリジナルデザインって大抵1950~70年代くらいに生まれたモノが、流行り廃りを繰り返すサイクルになっている気がします。
それだけデザインがパワフルだった時代。いわゆるミッドセンチュリーに生まれたプロダクトは、時代の流れに影響されないエネルギーに溢れています。
本日は現代に生きる我々が見ても思わずハッとさせられる、素晴らしいデザインのテーブルをご紹介します。
時代の先を行く革新的なデザイン
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日本を代表する建築家/家具デザイナーである長大作(ちょう だいさく)は、東京美術大学を卒業後、日本のモダニズム建築の礎を築いた坂倉準三の研究所で建築や家具の設計を手掛けていました。
長大作デザインの最も有名な低座椅子(こちらは天童木工で現在もリリースされているロングセラーです)もまた、この時期にデザインされたものです。
そして今回ご紹介するこちらのテーブル、一体いつ頃のデザインだと思いますか?
なんと、こちらも“坂倉準三建築研究所”時代の作品。つまり1960年代にデザインされたプロダクトなのです。古さを感じさせないどころか未来的な造形美が光ります。
トライアングルテーブルの由来はフレームの形状。ガラス天板から覗く三角形のフレームは、ラウンドのガラスとのユニークなギャップを生んでおり、「三角形に惹かれる」と語っていた長氏の創造力が具現化したかのよう。
スモークガラスの円とフレームの三角形、横からのアングルではストレートなフォルム。天板はガラス、プライウッドのフレームにステンレスのレッグと、様々な要素が折り重なることで成立したスリリングなバランス感。
オブジェのような存在感に惚れ惚れしてしまいます。
アルミ削り出しのビスカバーが格好いいですね。これがあるのと無いのとでは受ける印象がガラッと変わるはず。ヘアライン加工でつや消しされたステンレスレッグに対して、キラリと輝くワンポイント。
ちなみにエンブレムも格好良いのですが、あえて目立たないところに配置されております。日本人らしい“粋”な心意気を感じますね。
長大作が手掛けた家具の中でもややマニアックといる希少なプロダクトです。
こちらは2007年に本人監修のもと“マシンエイジ/Machine Age”が復刻した再生産モデルとなります。
再生産品とはいえ、短期間のみの販売だったため生産台数もそれほど多くないと思われます。インプションでも初入荷となる希少なモデル、ジャパンモダニズムの傑作をぜひこの機会にお求めください!