Magnus Olesen
Half Round DiningTable
"マグナスオルセン Magnus Olesen"と言えばフリッツハンセンとも肩を並べるデンマークの名門家具メーカーであり、同社を代表するアイテム「ダイニングテーブル」は、日本国内でも知る人ぞ知る名品として注目を集める存在です。
今回はそんな同社のダイニングテーブルを、よりアートにお楽しみいただける逸品「ハーフラウンド ダイニングテーブル」をご紹介致します。
上質に映えるアートピース。
北欧でトップクラスの技術、そしてクラフトマンシップを有するマグナスオルセン。
使用する木材の選定から加工、仕上げに至るまで徹底した拘りがなされ、その品質の高さが世界中で評価されてきました。
その特徴はなんと言っても、風合いたっぷりの木材を精密且つ正確に加工・組み上げを行った、ナチュラル&モダンな佇まい。
一見するだけでもその作りの良さが手に取るように伝わってくる、置かれた空間に対し存在自体が上質に映える、そんな逸品です。
使われている木材は、「森の女王」との呼び名でも知られる"ビーチ"。
その繊細かつ綿密な素材感を最大限に引き出すのが、このプライウッド製の脚部フレームです。
軽くノックしてみると「コンコン」と小高い音を立てるのですが、これは薄い木板同士が非常に高い密度で一体となっている証拠。
例えるならばそれは"結晶化している"ような質感で、合板という素材を昇華したような木質です。
実際に触れていただくだけで、現在一般的な家具に見るプライウッドとは一線を画すクオリティであることがお分かりいただけるかと思います。
さて、こちらはそんなダイニングテーブルの天板がそのまま"ハーフラウンド(半円)"となった作品。
デザインを手掛けた R・シーゲンセンはこのテーブルをデザインした後にこの世を去り、コペンハーゲン美術工芸学校時代からを共に過ごし、共同でデザインを行っていた J・ソーレンセンにとってもかけがえのない遺作となりました。
半円を基にしたテーブルと言えばコンソールテーブルがあるかと思いますが、こちらも同じように壁にぴったりと付けて使う用途にぴったりのアイテムとなっています。
脚部がしっかりと4本設けられた安定感のある設計。
しかし窮屈な感じはなく"半円"というフォルムの天板に対し、アーチ状に仕立てられた脚部の造形が心地よい一体感を与えていますね。
マグナスオルセンのテーブルではリノリウムトップの天板が定番かと思いますが、こちらはよりメンテナンスの容易なメラミントップの仕様。
メラミントップは水や汚れに強く、その明瞭な発色も特徴的です。
そんなメラミンの良さが映える鮮やかなブルーカラー、大変印象的ですね。
ナチュラルな色合いのビーチ材とも良くマッチしながらメリハリの効いたコントラストを奏でており、空間に対し心地良いアクセントとなってくれるのではないでしょうか。
天板の幅は160cmと大型のダイニングテーブルにも匹敵するものとなっていますが、ハーフラウンドであるからなのか、かなりコンパクトに感じられます。
実際に壁に付けて設置してみると、まるでテーブルが丸ごと半分壁の中に吸い込まれたかのようなデザイン。
更にプレートやカトラリー等のテーブルウエアを置いてみると、たちまちアートな空間が広がるようで、遊び心を感じさせるデザインです。
それはまさに "上質に映えるアートピース"。
ご自宅や別荘、店内のインテリアにも、是非この機会にご検討くださいませ。