Bornholms Mobelfabrik
Book Shelf/Writing Bureau

高い完成度を誇る北欧デンマークのビンテージ家具。 
確りと拘りをもって作られた家具は長く使われることで完成時以上の深みを持つことになります。 

美しい造形に伴う生活に根差した実用性。 
本日ご紹介させて頂くのはデンマークが残したビンテージの逸品です。

魅力が溢れる

バルト海の南側に位置するボーンホルム島。1942年、バルト海の宝石とも称されるその島に設立したのが“ボーンホルムス・モーベルファブリック Bornholms Mobelfabrik”という家具工房です。 

今回入荷したブックシェルフは、同社の設立者であるヨハネス・サウスによって1960年代頃にデザインされたもの。 素材の扱い方や細部の曲線など至る所全てにデザイナーと職人の誠実な作業が感じ取れるアイテムです。

北欧家具黄金期のヴィンテージアイテムとして人気の高いモーベルファブリックの家具。 北欧の家具に見られる「シンプルなデザイン」と「無駄のない機能的なつくり」は勿論、使われているチーク材の表情も魅力の一つです。

経年により艶やかな飴色に変化することで知られているチーク材を使用し、この深みがシンプルな造形をより引き立てます。

シンプルなデザインに散りばめられたディティールが光ります。

丁寧に円く削られた把手。木材の自然な表情と加工による人工的なフォルムの融合が見事です。

柔らかくテーパーのかけられた棚板もポイント。 
分厚く丈夫な棚板ながらシャープで繊細な印象を与えてくれます。 各棚板の奥行も微妙に変えられており上部に向かうごとに浅く設計されています。 本体からすっきりと伸びる脚も相まってサイズの割に圧迫感を感じません。

2枚の棚板はそれぞれ5段階の高さ調整が可能。 
奥行も高さも広く確保されているので大きな図録や雑誌は勿論、食器やコレクションなど幅広くディスプレイすることが出来ます。

目を惹く蛇腹扉を開くと、3段の小引き出し・縦横それぞれな小型シェルフがお目見え。
こまごまとした文房具やメモ類などを収納できるほか、使わない時は蛇腹扉を閉めれば景観を美しく保てます。中の把手も可愛らしい...。細部の細部までもが魅力に詰まっています。

さらになんと中段の天板を手前に引けばライティングビューローにもなります。
なんでもありますね．．．。すごすぎる。

本体下部には隠す収納として扉付きの収納スペースが。
コレクションを引き立てながらも大容量収納を叶えた優れものです。 デンマークデザインにみられる無駄のない機能的なつくりを実感していただけるポイントになります。

デザインや機能、そしてビンテージだからこそでる味わいまでも感じられる全てが詰まったこちら。

この先何年何十年と日常を共にする家具としてふさわしい逸品です。